独歩の独り世界・旅世界

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プラハ Praha・Prague/Czech Republic 2014,8,11~8,12

 DB<ドイツ国鉄?>のシステムを使って旅程を考えていたときニュルンベルグプラハ間にICバスというのが運行されていて、それが早くて安いことを知ることになった、、このICバスというのがDB系列の会社なのかまったく別の会社なのかはわからなかったが、やはりその場でonline ticketが買えそうだったので、すぐに予約を入れた、、このICバスというのは他にもルートがあって(一応コピぺしてみる)DBと同じシステムで早く予約すればより安くticketが買えそうだったからだ、、ちなみにたぶん一ヶ月前くらいだったと思うがニュルンベルグプラハは二人で48€だった、、このバスは朝の7:42発から夜19:42発まで日に9便運行されていて、われわれが手にした8:42発はやはり利用客が多いのか、それでも少し高めであった、、このバスを知ったおかげで、わたしは旅の最初の日程をフランクフルト→ハイデルベルグニュルンベルグプラハまでは確定させることができたのだった、、

Routes of the IC Bus

•Berlin - Krakow from 19 euros
•Manheim - Prague from 14 euros
•Munich - Freiburg from 14 euros
•Munich - Prague from 29 euros
•Nuremberg - Zurich from 14 euros
•Munich - Zagreb from 19 euros
•Frankfurt - Luxembourg from 14 euros
•Dusseldorf - Antwerpen from 9 euros

 

 そのバスの発着場所はニュルンベルグ中央駅の中央出口のまん前にあったから(前日に確認しておいた)、ま、ホテルを8:20ころチェックアウトすれば十分間にあったのだけれど、我々は早起きだったしここのホテルは7時から朝食がとれたので、ゆっくり朝食をとっても時間をもてあまし7:45にはチェックアウトしてしまった、、ここの朝食は - 今回予約したホテルはほとんど朝食付にしたが - 別料金になっていた、、一人7€払ったそれは、その後のホテルの朝食と比べても悪くはなかった、、もっともだいたいヨーロッパの中級ホテルの朝食設定は6~7€くらい?で内容はほとんどワンパターン、それは数種類のパン、数種類のハム・ソーセージ、チーズ類、野菜・果物類、シリアル・コーンフレーク類、ヨーグルト類、菓子・デザート類、数種類のジュース、コーヒーか紅茶、もちろん牛乳もあり、バター・ジャム・蜂蜜も用意されていて、この辺まではだいたい共通、あとは卵がゆで卵か調理されたものもあるかの違いくらいで、その他に調理されたものはほとんど見かけなかった、、それでもわたしは朝食の有無をかなり重要視していたし、特にパン(わたしが好きだったのはBrötchenというらしい)はうまかったと記憶している、、

 バス待ちの時間、例によってツレを荷物番にバス停に残し、わたしは一人で写真を撮りに出かけ、駅構内や昨日閉まっていたケーニヒ門の写真を撮ったりしていた、、定刻に来たバスは二階建てで7~80人くらい乗せたのではないだろうか?満員になって出発、少し高いところから眺める車窓は、また新鮮なものだった、、すぐに高速に乗りドイツの田園地帯・丘陵地帯を行く、、1時間半くらい走った10:15頃わずかに変化あり、それは恐らくチェコ領内に入ったらしいことがわかった、、わたしは交通標識の文字で、ツレはスマホがそれを知らせたといっていた、、それ以上の変化はほとんど気づかなかったがツレは高速脇の樹林・植林に違いがあったといっていた、、即ち徹底的に管理が行き届き、きれいに整えてあるドイツの山野に比べて、チェコのそれは自然に近いものだった、ということのようだったが、それはありえそうなことに思えた、、プラハ着12:19、3時間半のバス移動はヨーロッパは狭いということがわかっていても、意外に近いと感じられたのだった、、

後ろにICの2階建てバス098_640x427

前日閉まっていたケーニッヒ門?103_640x427

この写真はニュルンベルグ駅に停車中のローカル電車だが、この写真のネライは電車に描かれた自転車のマークで、この車両は自転車スペースありを意味し、ドイツの場合自転車の持ち込みと動物(ペット)の乗車が認められていた、、それがわたしのツレをもっとも感心させたことのようだった、、

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 プラハはガイドブックを持っていなかったが、4年前にきて、しかもけっこう苦労した記憶があってよく覚えていた、、当初バスはプラハのバスターミナル、フローレンツスに着くのかと思っていたら、これもちゃんと記憶にあったアールヌーボ建築で有名なプラハ本駅の正面玄関に着いたのだった、、で、そのとき初めて前回ここから歩き出して方向を間違ってしまった理由がわかったのだった(それについてはそのときのプログに書いたことで、どうでもいいことなので省略)、、ブラハに近づくにつれて天気が悪くなっていた、、雨がぱらついていた、、で、しばらくそのドームの下で雨宿りということになった、、わたしはそこで少々やることがあったからだった、、1,は両替、2,は次の日の夜のクラコウ/ポーランドまでの汽車のticketとりであった、、1,については、いわゆる中欧はいまだ独自の通貨が流通しており、ユーロも使えたが、ものによっては必要となるので2日間だったが最少額は必要とした、、で、今回はキャッシュカードでまず1000czk(チェココロナ)をおろしたが、それは帰って確認した日本円で5300円となっており、そのあとに足らなくなって10€(約1400円)を両替した時の272czkよりも両替率は悪かった(つまりキャッシュカード1czk;5.3円対ユーロの両替1czk;5.15円)、、ま、わずかな差額ながらキャッシュカードのほうがお得という情報はどうやら疑ったほうがいいことを今回知ることになったのだった(それはその後のポーランドハンガリーでも確かめられた、、ただし、クレジットカードのキャッシングは帰ってすぐに支払えば、それが一番お得になることもわかった)、、次にクラコウまでのticketだが、これについては以下のような経緯があった、、

 まず、今回の旅の最大の目的地は - わたしにとってではなくツレにとっては - アウシュビッツ/クラコウであった、、わたしは前回いっているので今回はアウシュビッツまで同行するつもりはなかったが、ともかくクラコウまで連れて行かねばならなかった、、なのでそれもなるべく早めにと予定した、、で、フランクフルトを基点とするとハイデルベルグはいったん南へ下がるのだけれど、そこから東に線を引くと、その線上にニュールンベルグプラハ、クラコウが位置しているのがわかる、、つまりクラコウというところは実際的に行くのは結構たいへんなのだけれど流れとしてはプラハのあとが一番自然であった、、で、プラハからの足としては前回も利用した同じ列車22:26発、6:30クラコウ着が同時間でまだ走っていたので、それを利用するのが一番よさそうだった、、というよりいろいろ調べてそれしかなかったのである(列車に限っていえば乗り換えなしでいけるのは同列車に接続されるウイーン発と、ブタペスト~クラコウ間に昼行・夜行が各一本あるのみ、、なお、バスについては冒頭のICバスのベルリン~クラコウ他、ユーロライン<Euroline Bus>がウィーン、プラハ、ブタペストとコネクトしているがそれについてはいずれまた書くことがあろうと思う)、、まさにそれは4年前と同じ列車で、そのときのことはブログにも書いたし、まだよく覚えていた、、で、そのときと違うのは、一応8月は旅行シーズンだったので、そのときのように前日にticketが買えるか(いや、そのときは当日だった)、少なくとも今回はせめてクシェットにしたかったので、その予約だけでもできないものか、ということだった、、それで日本でとれそうなところを探すと、いくつかはあったのだが、いずれも手数料ということか?ばかげた値段設定がされていたので、それならDBと同じように直接チェコ国鉄のサイトを探すのが一番よさそうだった、、それは簡単に見つかりonline ticketも購入可能のようだった、、が、何回試してもやり方がよくわからなくて購入までいきつけなかった、、そんなはずはないと思いながら直接mailで問い合わせるとすぐに返事がきて、やり方を教えてくれた、、ただ、そのとき言ってくれたことは、とりあえずクシェットだけ購入しておきなさい、、なぜなら前日あるいは当日にクシェットの空きがあるからわからないから、、プラハ~クラコウ間の乗車券はいつでも買えるし料金は変わらない‥というものだった、、それでわたしはクシェットだけonlineで手に入れてあったのである(ちなみにその料金は二人分750czk、1czk:約5円とすれば38~3900円?)、、ということはもちろん直前でも乗車券は買えたのだけれど、たまたまプラハ本駅に降りたったのだから、そのとき雨宿りついでにticket売り場に出向いたということだった(乗車券はひとり43€:1204czkだった、、ということはプラハ~クラコウ一人分代金はクシェットで約8000円ということになる、、またオフィシャルレートは1€:28czk、1czkは5円ということになる)、、

 ちょうど昼時であったので、そのドームの下での雨宿り中にバーガーキングでテイクアウトしたバーガーセットで昼食にした、、これも懐かしきバーガーキング、というのも前回はフローレンツのバスターミナルで利用していたからだが、プラハバーガーキングのほうが目立ったし、あの新しく立派で大きなプラハ本駅にしては食事ができる適当なお店が極端に少なかったからでもあった、、そうして瞬く間に1時間半くらいが過ぎてしまって、ようやく雨も上がったので、ではホテルへ、ということになったが、さてどうやって行くかがもうひとつの問題であった、、ここで予約していたホテルは駅近でなく、むしろ旧市街に近かった、、その場所はだいたいわかっていたから一人なら歩いたかもしれないが足の悪い人が歩ける距離ではなかった、、雨が本降りならタクシーもありえたので一応確認したところ700czkとのことで馬鹿らしくて値切る気もしなかった、、残された手段は地下鉄しかなく、その路線も乗換駅も降りるところもすべてわかっていたが問題は一日券で買うかどうかにあった、、中欧の魅力あふれる三大都市ウィーン、プラハ、ブタペスト、これを中欧トライアングルというらしいが(これはオーストリアチェコハンガリーを巡るパスをセントラルトライアングルパスということからわたしがかってに命名)、これらの街を巡るには前回の経験からバス・地下鉄・トラム乗り放題の一日券がたいへん便利で有効だったのだ、、で、今回もそれを利用するつもりでいたが、ここプラハの場合、そのときは午後2時近かったが次の日の18時くらいまでは使う見込みはあった、、となると4時間足りなくなる、、で、一度は一回券でまかなうとして、それは今か最後にするかの問題であった、、ま、たいしたことではなかったので結局あまり考えずにそのときに一日券(ひとり110czk)を買ってしまったのだが、もしかしたらそれは失敗だったかもしれなかった、、それはともかく地下鉄一駅づつ、C線A線を乗り継いでムステクMůstekまで行き、そこから歩いて5分くらいのところにあったホテルにチェックインしたときはすでに14時半をまわっていた、、ここもなかなか落ち着いたいいホテルで、プラハの旧市街広場に近く、川のこちら側のメインスポットはほとんど歩いていける範囲だった、、だからその日の午後は結局乗り物に乗ることはなかったので、そのとき一日券の失敗を思ったのであった、、荷物を置いて15時半頃からカレル橋方面に繰り出した、、

アールヌーボーのつくりで有名なプラハ本駅のドーム104_640x427

  それにしてもプラハというところは、世界でも指折りの人気の観光都市かもしれないと、このときも感じないではいられなかった、、特に旧市街広場からカレル橋にいたる小道の人通りを見れば誰しもそう思うのではないか?、、たぶんこのお祭り騒ぎは一年中、毎日のことではないかと思われた、、では、そのワケは?何がそんなに人を惹きつけるのか?納得させられる理由をすぐには書き出せないが(いくつかはある、以下に)、ただそれは行ってみるとわからなくもない、、ま、そういう意味で、それらしい答えを2~3‥、、1,ごちゃごちゃしている旧市街ははほとんど歩いて廻るエリアであること(石畳の路地と洒落たお店)、、そこには観光客向けのレストラン・カフェ・お土産屋といったお店しか並んでなくて、それはそれでけっこう楽しさを誘っていること、、2,歩いてカレル橋に向かうとヴルタヴァ川にでて川向こうに浮かぶプラハ城がたいへん絵になること、、川と城のコントラストが抜群、、3,歴史のある建造物や教会、塔のある建物が多く、どこからどこを切り取っても味わいある断片が見いだせる‥??、、そんなことを思いながら路地をいくとカレル橋にでた、、この日もすごい人出で恐らく世界中の国々から観光でやってきていることがわかるが、日本人としてはやはり中国人・韓国人の多さがやや気になるところではあった、、ま、そうやってその日はカレル橋と旧市街広場周りの散策だけにとどめ、2~3時間ぶらついてホテル近くまで戻り、その界隈のレストランを探っていた(これがまたやたら多かったのでどこがよさそうか物色していたのだった)、、そのとき入った店は、しかし悪くなかった、、ま、こうしてレストランで食事ができるのが二人で旅するときの数少ないメリットで、しかも時には一人前を半分づつ食べるとか、それぞれに頼んだものを半分づつ食べられるのが、いつもの一人旅ではできないことのひとつであった、、このときも写真入のメニュウがあったのでローストポークとグラーシュ(ハンガリー料理グヤーシュはチェコではグラーシュというらしい)を頼んだが、これもこれで一人前?あるいは1.5人前といったところで、それでも我々には量的には多く感じられた、、チェコで特筆すべきことはビールが安いことで(なんでも一人当たりのビールの消費量はチェコが世界一とか?)ともかくチェコの黒ビール(ダーク?)と骨付き肉とグラーシュの夕食は満足のいくものだった、、それで430czkは2000円強といったところ、これもプラハの魅力のひとつなのかもしれなかった‥、、

カレル橋から手前左がスメタナ博物館、奥に国民劇場の屋根が見えている108_640x427

カレル橋から旧市街方面、人が溢れているのがわかると思うが、それにしてもプラハは天気が悪かったのと露出の失敗か?写真がすべて暗くなっている112_640x427

旧市街広場も暗すぎる‥116_640x427

地下鉄のムステク駅付近からヴァーツラ広場、奥の建物が国立博物館123_640x427

ホテル近く;2枚、ベツレヘム礼拝堂と何かの宣伝?120_640x427121_427x640

プラハ初日の夕食は悪くなかった、、122_640x427


 次の朝は、ここでも7時半からの朝食を誰よりも早くいただいて、8時半にいったんチェックアウトして荷物だけ預かってもらい、早々トラムに乗って対岸のお城に向かう、、それでもすでにお城は開かれていてまだそれほど多くの見学者が集まっていなかったが、ここでも日本人、韓国人、中国人は例外的に多く目にすることになった、、いずれも団体さんで聖ヴィート大聖堂に入るべく長蛇の列となっていたので、例によってそこはパスして場内を一巡りして外に出る、、それにしても前回来たときもよけいな金を払いたくなかったので教会の中には入らなかったが、黄金の小道まで料金は取らなかったはず、、お城の外から川向こうの旧市街を眺めてここを終わりにする、、この城は向こうから川越しに眺めて価値のあるもののように思われた、、城からは聖ミクラージュ教会まで階段を歩いて下り、そこからはまたトラムで国民劇場のところまで戻った、、そこからはトラムを乗り継いでユダヤ人街、再び旧市街広場、そして市民会館と火薬塔といった月並みな観光スポットを歩いて廻ったが、それでもまだ12時前で、そんな観光スポットなんかどうでもよく、もう歩くのはうんざりといった不機嫌な顔を見るに及んで、わたしとて二度目のプラハで観光スポットはどうでもよかったから、これから夕方までどうしたらよいのか途方にくれる、、で、そのときまだ2時間余一日券が残っていたので、それから2時間、ギリギリまで地下鉄とトラムのランダム乗車を始めた、、まずいった先は地下鉄で国立博物館まで、そこで少し高いところからヴァーツラフ広場を眺め、そこからまた地下鉄でホロジョヴィツェ駅へ、そこからはトラム12番でヴァルトシュテイン宮殿まで戻り、そこで5番に乗り換えてりプラハ中央駅の公園のところまで、そこからは9番のトラムで朝お城へいくときに22番に乗ったNárodoní třídaに戻ったのであった、、トラムによる暇つぶし市内見物であった、、それでもその間に4年前に苦労して歩いたところや渡ったことのなかった橋を通ったりで、わたしはけっこう楽しめたのだけれど、ツレとしては歩かないで済んだ分だけ楽できたといったところであった、、そうしてホテル近くまで戻ってイタリアンレストランで遅い昼食、、それでも汽車の時間までは6~7時間ももてあますことになった、、

プラハ城;2枚、聖ヴィート大聖堂は下からだと写真に収まらない126_640x427129_427x640

プラハ城から聖ミクラージュ教会(右の青いドーム)に下る道134_427x640

国民劇場135_640x427

アングルとしてはこのCechův most橋からのプラハ城が一番いいと思われるが、この写真も暗すぎる

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火薬塔と市民会館143_640x427

火薬塔によく似たこの塔の名称は不明、隣の教会はSv.Jindřich & Kunhuta149_640x427

国立博物館から見たヴァーツラ広場145_640x427


 もう暇つぶし案はでてこなかった、、で、それから数時間は別行動をとることにして、ツレには旧市街広場でみやげ物を見るなり何なり、好きなようにしてくれといって、5時の待ち合わせで分かれる、、しかし別行動になってもあてがあったわけではなく、仕方なくわたしはムハの美術館にいってみた、、ま、一応ムハは知っていたが、その博物館はワンフロアだけで一回りしても30分以上時間をつぶすのは無理なところだった、、そのわりに入場料が高かかったので(シニア160czk)けっこう腹立だたしい想いでそこをあとにする、、ちょうどそのために残っていたチェココルナも使い果たしてしまったて、さて夕飯をどうするかの問題が残ることになった、、少し街ブラして待ち合わせ場所に戻るとツレもいて、ホテルの隣で10€だけ両替して荷物を取りにホテルに戻った、、そのあと地下鉄一回券でプラハ本駅ではなく本駅から5~10分のところにあるプラハマサリク駅に向かったのだった、、

 これはちょっとしたアイデアがあってのことだった、、これぞまさしく4年前の記憶の賜物で実は4年前も同じ時間の列車に乗るのに時間をもてあまして相当苦労していたのだった、、それにそのときもチェココルナが尽きてしまって、ろくな食事ができなかったことまでちゃんと覚えていた、、そのときまだプラハ本駅は半分工事中で、待合室のような適当な場所もなく、そういう場を探すのにも苦労していた、、今回新しく完成していたプラハ本駅も、しかし待合室のようなところは見つけられなかったし、先に触れたようにそういう場としてのレストランやカフェも適当なものがなかった、、そこで思い当たったのは時間潰しをするのならマサリク駅の方が優っている、ということだった、、そこにはベンチもあり安食堂もあったし、何よりローカル駅で浮浪者もたむろしているような、いってみれば気楽な空間があったのである、、4年前のブログに書いてあると思うがそこでわたしは金が尽きて、浮浪者と同じく腹をすかしていたのであった、、その鮮明な記憶があったので、先に小額の両替をしたのは少なくとも今回は同じ轍を踏まぬよう、できればそのリベンジはしておこうと思ってのことだった、、記憶どおりマサリク駅には適当なベンチがあり、そこでずっと待っていたとしてもちっとも違和感のない空間があったし、記憶にはなかったが、たぶん当時からあったのであろう安そうな中華食堂がそこにあったのである、、われわれは少なくとも空腹を感じるまで1時間はそのベンチにいて、中華食堂ではビールを飲みながら1時間半は時間潰しをすることができた、、余談だが久しぶりの中華はうまかったしビール飲んでも150czkとこの上なく安くてかったのはいうまでもない、、で少し小銭が余りそれを使い切るのに少々腐心することになった、、そうしてようやく暗闇に染まり始めた8時頃、ゆっくり歩いて15分くらいかけて、それこそ4年前に右も左もわからずにプラハに彷徨いこんだときに最初に世話になったホステルの前を通ってプラハ本駅に向かったのであった、、

プラハマサリク駅構内153_640x427

 それでも、またドームまで登ってそこで1時間くらいは待つことになった、、が、4年前には開いていたドームのカフェはすでに営業はしていなかった(そのカフェは取り壊されて、そのフロア全体が工事中だったので、このドーム自体も壊されてしまうのではないかという心配も残った)、、そのときは一杯のカフェを飲む金がなく何も頼まずに座らせてもらったのだが、あまりの寒さで長時間そこに座っていることもできなかった、、今回それでも当時より改善されていたのは、列車の出発案内掲示板が電子化されていたことと何番線がプラットホームかのお知らせが早くなったことだった、、4年前は出発30分くらい前になってようやくそれがわかるという状態だったが、今回は少なくともそれは1時間前には知らされ、そのときすでに列車は入線していたのだった、、なので9時半過ぎには列車に乗り込め、残された時間わたしはプラハ本駅半地下辺りに見つけてあったスーパーに飛んでいった、、そこで残っていたチェココルナをビールと水とチーズに換え、とうとうczkの残金をゼロにすることができたのだった、、だからクシェットで熟睡できる下地はそのときにできたのかもしれなかった‥??、、

下の写真は4年前のものである、、そこには営業中のカフェが写っている、、2010_1010_145505p1020662_640x480

ついでにヴルタヴァ川越しのプラハ城の写真2枚、、この時の方がずっときれいに撮れていたので、勝手ながら、これも4年前のものとお断りして載せさせていただく、、2010_1010_181706p1020691_640x4802010_1010_175211p1020688_640x480