独歩の独り世界・旅世界

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帰国の途、、

 前回ちょっと他のところにグアテマラ情報を投稿していると書いたのだけれど、そこにグアテマラの来かたを少し解説したことがあった、、メキシコからの陸路のルートを2~3紹介したのだけれど、実際それらを全部一度は通っていたし、来かただけでなく帰るときも逆に辿ればいいだけの話だったからよくわかっていたはずであった、、が、今回いざ帰る段になって少し迷いがでた、、わたしはこちらで(グアテマラで)帰りのタパチュラ~ロスアンゼルスのticketを手に入れていた、、それはわたしがその情報サイトに投稿したお勧めの帰り方でもあったのだ(タパチュラから飛ぶのが賢いと‥)、、で、前回はそのルートを行くのにサンペドロ発だったからマサテナンゴ経由でタパチュラに向かったことは前に書いているが、今回はアンティグア発だったので果たしてアンティグア~エスキントゥラ~国境にするか、いったんグアテ市にでてそこから直行便のタパチュラまでのバスにするかで迷ってしまったのだ、、それはエスキントゥラでの乗継がはっきりしていなかったからであった、、それで事前にグアテ市に行ったときにテクンウマン、タパチュラ方面のバス便を調べたりしていたのだけれど、結局グアテ市経由だと三角形の二辺を行くので当然その方が時間も費用も余計かかることになる、、で、結局行き当たりばったりの乗換えで何とかなるだろうと、エスキントゥラにでてみることにしたのだった、、

 3月3日朝、ま、適当な時間に田代をでる、、というのも実はそのとき一ヶ所だけ寄り道することにしていて、それはレタルレウRetalhuleu(通称レウといってるがそれがReuなのかLeuなのかはよくわからない、いずれにしろ以下レウと表記)という途中の街で、そこまではせいぜい4~5時間とみていたからだった、、で、アンティグアからはもちろんレウまで行くバスはなかったからエスキントゥラで乗り換える必要があった、、この道も何度も通っていたし乗り換え場所もエスキントゥラのマックの前であることも知っていたが、レウ行きのバスがどのくらいの間隔でくるのかまではわかっていなかった、、ところが案ずるよりは産むが易しで、マックのそうとう手前、グアテからの道との交差点辺りでなんとレウ行きのバスが待っていて、われわれのバスがその後ろにつけると車掌が乗り込んできた、、で、さっさとわたしの荷物を運んでくれ待ち時間なしで乗り換えは終わる、、こういうことはグアテではよくあることで競争の激しいバス会社間にあって客争奪のためのサービスのようなものだった、、帰国のために少し荷物が重くなっていたわたしにとってはありがたいことだった、、そこからの道も何回か通っていたがレウで降りるのは初めて、レウまではアンティグア~エスキントゥラ間が1時間で7Q、エスキントゥラ~レウは2時間半で45Q(ちょっと高い、ぼられたかもしれないがそのバスは珍しくトイレがついていた)で、案の定14時にはレウについた、、

 レウに寄ったのはたいした理由があったわけでない、、ただ、そのときは帰国にあたって漠然と次に来るのはいつか?もしかしたら当分グアテにくることはないかもしれないと考えてのことだった、、となると、それほど有名でもなく重要でもなさそうだったが、ちょうど帰り道の途上にあったので寄っておこうかという場所が一ヶ所残っていた、、素人ながら遺跡好きだったので、けっこうグアテマラのマヤ遺跡を回っていて、ま、マヤ遺跡に興味をもっている人以外には知られてないアバフタカリクTakalik Abajという遺跡がレウの近くにあったのだ、、で、そこにいくには一泊する必要あり?と思ってのことで、予定としてはその日一泊し次の日の午前中に遺跡を往復し午後にタパチュラに向かうつもりでいた、、レウは暑いところで、降りたところとセントロとの位置関係がわかっておらず、歩いてホテル探しは厳しいそうだったので(ターミナル - といっても建物はない - の周辺にホテルを見つけられなかったし、このとき荷が重かった)、こういう場合の5Qはやむをえないと判断した、、トゥクトゥクを呼び止めて安ホテルまで連れてってくれるようお願いした、、知らない街だったからそれは仕方ないことだったのだけれど、わずか数ブロック - 歩けば10分くらいのところ - カテドラル近くの安宿まで連れていってくれた、、が、そこは120Qだったからわたしには安宿ではなかったのだけれど、バス・トイレ・エアコンつきだったし、もっと安いところは近くになさそうだったから、そこに決めるしかなかった、、そして早速街の情報・遺跡の情報を少し聞いて、アバフタカリクのある村Asintalへ行くバスを探しにでかけた、、レタルレウの街は同名のレタルレウ県の県都である、、だからそこそこ大きな街で活気もあるところだった、、バスターミナルも先ほど降りた長距離のターミナルともうひとつ近距離のターミナルがあるとのことでそこを探しに出かけたのだけれど、そこまではけっこう遠かったのと、何とか見つけだしたそれらしきところは市場の近くでターミナルというよりごちゃごちゃした一画のことをいっているようだった、、ま、これもよくあることでグアテ国内でグアテ市以外で建物がきちんとあるバスターミナルなんてほとんどなかったのだから(どこもたいていは広場のような場があるだけ、レウの長距離バスの発着所は単なる通りでしかなかった、、)‥、、2~3時間の街ブラで大まかレウの街を把握したがそれほど面白そうなところ(見所といったようなところ)には行き当たらなかったし適当な飯屋も見つけられなかった、、それでもスーパーがあったのでビールとつまみを、そしてホテルの隣のファストフードのような店でトルタス(tortasメキシコ風サンドイッチ?)とフライドポテトを買い込んでいつもの夕食となった、、

Retalhuleuのパルケセントラルとカテドラル003_640x480

昔の鉄道駅、タパチュラから軌道は繋がっていた、、 001_640x480

レタルレウの市場
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 ここはエアコンなしではやはり厳しいところであった、、このクラスのホテルだと、このコスタエリア(太平洋岸)ではたいていエアコンはついていたのでよく眠れ、朝のシャワーも気持ちがよかった、、朝7時ころにはチェックアウトして荷物を預かってもらい、昨日探したバス乗り場に向かう、、もし乗り方やルートを知っていればそこへは市内を走るコレクティボを使うべき距離だったが、ま、歩くよりなかった、、7時20分ころにつくとすぐに出るバスがあった、、これも知っていればコレクティポでもいけたことを後で知る(帰りに利用する)、、Asintalまでは3~40分?3.5Q、8時にはついた、、問題はそこからで遺跡まで4~5kmくらいあるとのことだった、、ピックアップがあるはずで乗り場を探し少し待つ、、10分待ちの10分乗車で5Q払う、、アバフタカリクの遺跡は公園化されしっかり管理されていたので入場料は50Qだった、、そしてそれはガイド料も含まれているようで専人のガイドがついて9:00~10:30くらい、遺跡を案内してくれた、、が、同じ年くらいのジイさんの説明はスペイン語だったがほとんど理解できなかった、、おまけに最後には自分たちはボランティアだとか何とかいって暗にtipの要求をほのめかされ、遺跡自体もあまり面白くなかったので少々うんざりであった、、この遺跡のだいたいの年代とか他の遺跡との関係は大まか知っていたが、実際見学しながらその特徴を説明してくれても、いかんせんこちらは素人で、その素人を感動させ驚かすほどの遺跡ではなかったということだ、、ま、ただ単なる未訪地の穴埋め?そこにあった、そこにいったという確認のための見学でしかなかった、、そこそこにそこを後にする、、来た道を帰る、、もちろんピックアップが待っているわけでなく(帰り際に学生の団体が来ていたが、ほとんど来場者もなさそうだった)歩くしかなかった、、車がきたらヒッチしようと思っていたがまったく車の通るところではなかった、、それでも半分くらい来たところで一台のトゥクトゥクが停まってくれたのでAsintalの教会のところまで乗せてもらい料金を払おうとしたら、なにやらその車は公園管理の車とかで料金を受け取らなかった、、思わぬ親切にこちらの気も和む、、そこからレウまでは乗り合いのコレクティボが出ていて、こちらは3Qでバスより安かった、、そうしてちょうど昼ころホテルに戻った、、途中で買い物してホテルのロビーを借りてそこで食事してから長距離バスのターミナルまで炎天下を歩く、、それほど待つこともなくテクンウマン行きのバスが来て、テクンウマンまでは1時間半15Q、14時には着いた、、バスターミナルからイミグレまでは少し距離があるからここはリキシャを使う(シクロ?15Q払う)、、そして何回目かになるグアテマラ~メキシコ間の国境になっている橋を渡って14時半にはメキシコ入国、、そのあとタパチュラまでもいつも通りなんら問題なく、というかここの国境越えは少し歩くが今まで一度も滞ったことがない、、待つことも入出国でもめることもなく、すんなり通過できメキシコに入ればちゃんとコレクティボが待っていて、タパチュラまでほとんど流れるように進行していく、、タパチュラのコレクティボターミナル着は15時半だった、、次の日の飛行場までもここのターミナルから乗るので、このときはそれまで何回か利用した安宿ではなくターミナルの隣のホテルに宿を取った、、そこも今まで利用していたところと同じくエアコンつきで150ペソ、メキシコの150ペソはケツァルだと100Qくらいだったから、むしろメキシコのほうが安かったのだ、、が、どうやらそこはいわゆるラブホ?のようなホテルで、いや、前に利用していたホテルもそうで、この辺の安宿はすべて時間貸しをしていて、その手の利用者が多い?というか、むしろその向きのホテルでワレワレのような旅行者のほうがかえって異質のようであった、、といっても日本のように明らかにそれように造られているわけではないから、わたしとしては安ければどこでもよかったのだ、、それにターミナルの隣だから便利この上なかったし3階からの眺めも悪くなかった、、

Asintalの教会と遺跡方面に行くピックアップトラック;下006_640x480007_640x480


アバフタカリク遺跡手前にあった記念碑? 041_640x480

入り口手前でピックアップを降りる
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アバフタカリク遺跡;4枚
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入り口付近;このとき学生の団体が来ていた
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 さて、タパチュラはもう勝手知ったる街で、どこに何があるかも、暑いだけでとりたてて面白いところではないということもわかっていたし、またこれといった用事があったわけでもなかった、、ただここからのフライトが安かったからで、たとえばわたしがそのticket - タパチュラ~LA - をネットで購入したときの価格が2万円くらいで、それはグアテ市から飛ぶよりは半値くらいだったからだった、、が、しかしそれも考えようで、実はわたしもグアテマラへの来かたの中で説明していることだけれど、もしリピーターで途中特にどこにも寄る予定がない場合は、多少高くとも日本~グアテマラ(もちろん乗り継ぎが何回かある)の往復ticketのほうが結局は安上がりかもしれなかったのだ‥??、、いろいろ試行錯誤した結果としては、途中寄り道したりしていると煩わしいことがあったり滞在費等を考えれば一概にどちらが安いともいえないということであった、、こういうルートもあるということだけここでは申し上げておき、さて、翌日は昼一番のフライトだったから、午前中時間があった、、で、急に思いついて床屋を探した、、ここの床屋は9時からでホテルの隣にちょうどあったので待っていたが、そこはなかなか開かなかった、、仕方なく少し街ブラして別の床屋で刈ってもらった、、40ペソ(250円くらい?)はグアテマラより安かった、、さっぱりしたところでチェックアウトし少し早かったがコレクティボで空港に向かう、、空港まで16ペソは一年前より4ペソ値上がりしていた、、

タパチュラのパルケセントラル付近、このときは遠くの山Volcan Tacana4110mを撮りたかったのだが、よく写ってない、、

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 タパチュラ~LA間もメキシコシティで乗り継ぐ必要があった、、タパチュラ~メキシコシテイ間は一日3便で(タパチュラの空港はこの3便しか離発着がない)朝早いか昼の便か夕方便であったが、メキシコシテイ~LA便の数はもっと多かったと思う、、しかし最終的にLA深夜の便に乗らなければならないわたしにとって、タパチュラ空港にもっともアクセスしやすい昼の便を選択するとどうしてもその乗り継ぎのためにメキシコシティで一泊する必要があった、、もちろんそのストップオーバーはOKだったからそのための追加はなかったのだけれど宿泊代と空港アクセスは余分な出費となる、、ま、だからその辺を考えると前述のように途中用事がないのなら、ticket購入時に乗り継ぎのよいルート選択をし、できるだけ一気に飛んでしまうほうが賢明だということなのだ、、このときは乗り継ぎのために、特に用もないのにシティ泊となってしまった、、おまけに、これも前にも経験済みだあったが空港のロッカーの高かったこと、何年か前にそれが100ベソもして怒ってしまったのだが、今回120ペソ(24時間で800円くらい?)になっていて、もうほとんど絶句に近かった、、ま、それでもほとんど空身になって去年は開通していなかった空港間のシャトルトレインでターミナル1へ移動し、そこからは通いなれた道で地下鉄(3ペソ)でソカロにでて予約してあった安宿にチェックインした、、そこははじめて泊まる宿だった、、

 ソカロ(メキシコシティの中心)周辺には貧乏旅行者にお勧めの宿が3軒あった、、いずれも日本の某有名ガイドブックには載ってなかったと思われるが、欧米人には有名でいつも一杯、なのでその一軒に予約を入れておいたのであった、、それらはほとんどドミだったから安かったのだが、いずれも200ペソ以下、シティで個室に泊まるには最低500ペソは覚悟する必要あったから、わたしは一人のときはこのいずれかのホステルを利用していた(その3軒については近いうちにまた投稿しておこうかと思ってます)、、はじめて泊まったその宿はしかしこれまでにないプラスαがついていた、、この3軒はいずれもソカロから5分以内の好立地にあっただけでなく、どこも朝食つきだった、、が、今回のところはなんと夕食までついていたのだ、、ま、いたってシンプルな食事ではあったが、わたしにはそれで十分、もちろんビールは別に買い込んできての話だが、そんなんでシティ泊もそれほど大きな出費にはならなかった、、次の日の午前中少し時間があったので3ペソの地下鉄を利用して郊外まで足を延ばし、そのまま空港へ、、タパチュラ~メキシコシティは飛行時間1時間半であったがメキシコシティ~LAは4時間かかって18:30着、LA時間16:30だった、、

 このときは思いのほか入国審査等スムーズに流れた、、それまで経験した長蛇の列も、荷物チェックで引っかかることもなかった、、最近では珍しいことだった、、それでも乗り継ぎ待ちの時間は結構長かった、、確かに日本~グアテマラ間は、途中陸路をとるにしろ、乗り継いで直接グアテマラin,outするにせよ、やはり遠い‥、、直行でうまく乗り継げたとしても24時間はみておく必要があった、、日付変更線の関係でわたしにとって2013/03/07という日は存在せず、結局わたしの場合日本まで何日かかってしまったかはよくわからなかったのだが3月8日の昼ころ無事に帰国した、、それまでの2回は帰国したときにすでに次の渡航を考えていた、、しかし今回はまったく先が見えないでいた‥、、