独歩の独り世界・旅世界

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ロスアンゼルス 2012,09,14~16

 ロスアンゼルスも今さらわたしになにか目新しいことが書けるわけではない、、ま、旅の記録なので適当に読み飛ばしてください、、

 ロスアンゼルスは45年くらい前に数ヶ月住んでいたことがあって、ダウンタウンについてはおぼろげにその記憶があるのだけれど、はっきりいってもうほとんどどこがどこなのかまったくわからない状態、車なしで(あったとしても)わたしがロスアンゼルスを案内するのは不可能だとわかってはいた。その観光の見所としてはビーチのあるサンタモニカやベニスビーチ、誰でも知っているハリウッドやビバリーヒルズ、ロデオドライブやウエストウッドといったところ?いずれもかつて行ったことがあったかもしれないが、もう行きかたもわからないし短期間の観光をすべてを自分たちだけで行くのは至難の業ということもわかっていた。そもそもわたしは最初からここは飛ばそうと思っていたところだったが、ま、初めての者には一通り見ておきたいところではないかと思って、一応ホテルを探してみたところ、ギリギリ5000円をわるホテルが見つかったので二泊の予定で予約を入れておいた。しかしそれはやはりアメリカの安宿探しはなかなか難しいということでもあった。そして中一日をこれもネットで見つけた日本人の方が経営されている観光会社で、しかもその方ご自身が運転しながら案内してくれるというロスアンゼルスツアーを見つけ、それも予約していた(それは一ヶ月くらい前に予約したが、前々日にもしかしたらキャンセルさせてもらうかもしれないという電話をラスベガスから入れていた)。

 幸いに14日の夕方には再びロスアンゼルスのデポに戻ることができ(ラスベガスから6時間)、そこから市内のバスでホテルまで行こう思っていたのだけれど途中乗換えが必要とわかったので、重い荷物を担いでのそれは一人ならともかく、二人だったのでこのときもタクシーを使ってしまった。もちろん同じドジは繰り返さなかったが、その後はエルパソで一度使ったきりで、なるべくタクシー利用は控えるようにしていた。翌朝にはツアー会社の社長さん兼運転手さんがホテルまで迎えに来てくれ、上記見所+何ヶ所か(Maria del Rey、ファーマーズマーケット、ハリウッドコダックシアター、チャイニーズシアター他)をすべて回ってくれる一日ツアーが始まった、といっても出迎えが当初9時だったのが10時に変更になり、同じツアーに参加する方のロスアンゼルス空港ピックアップのため飛行場近くで2時間近く時間待ちがあって、実際のスタートは昼を過ぎてからとなった。それについては細かいことをいっても始まらないので、われわれは黙っていたが結局12時間ツアーは8時間ツアーに短縮され(グリフィス天文台の夜景がカットされた)、それでも夜の10時ころまで当初の予定はずれ込みながらも一日たっぷりのロスアンゼルスツアーだった。ま、ネットではそういうプライベイトに近いツアーも検索でき、それはそれなりに価値ありと思えたので今回利用してみたが、十分とはいえないまでもそれなりに満足いくものではあった。残念だったのはひとつだけ、当初の予定がこちらの都合で変更になったのではないにもかかわらず、もちろん変更になった部分は差し引かれたが、料金的には少し納得いかないものが残った。これはかなりプライベイトに近い(もちろんそれでも認可は受けている)ツアーの限界とその良し悪しが露呈したという感じであった。それでも息子にとっては初めてのロスアンゼルスを概略回れたのでよかったのではなかったか?特にわれわれにとっては最後のステーキディナー(ステーキ以外食べ放題)で満足させられたところはあった、、それはひとつの楽しみだったし、いわゆるファミレスとはいえ、われわれだけではなかなか行きにくいところだったからでもあった(しかしこれについても時間の問題で勝手にカットされそうになったので特に注文をつけたりした)。ま、それも(これをいったらその後のことはすべてそうであるが)ラスベガスで全財産が戻ったからこそ、であったのだけれど‥、、

 そんなんでようやく少しばかりの余裕がでてきた、、ロスの先はどこにも予約を入れたところはなかったし、どこへいくかも決めてはいなかった。もしもう一日滞在したければそれも可能だ、と息子に聞いてみると、特に行きたいところがあるわけでないが、別にかまわないといったあいまいな返事、どうもどっちつかずなのは親譲りというところか?早速ホテルに延泊の場合同じ値段で泊まれるか聞いてみた、、なんと20~30ドルも高くなるとのこと、そこでPCで検索をかけてみたが、60ドル以下でヒットしたものはなかった。次の朝わたしは一人でバスに乗ってリトル東京に出かけてみた。安宿の情報を昨日のツアーの社長さんから聞いていたからだったが、そこも一人なら40ドル、二人の場合80ドルといわれ、それなら滞在しているホテルと同じなので移る意味はないことになる。またバスでホテルに戻って安宿がないから、もうロスを出ようというと、それも特に反対されなかった、、が、どこへ?当初われわれはグレイハウンドのパスを使ってできるだけ遠く(逆にいうとできるだけメキシコシティに近い)国境まで行こうとしていた。その時点でそれはエルパソだったが、その日にエルパソまでいってしまうと一日あまってしまう。そこで思いついてすぐにアルバカーキで検索をかけてみる、ロス発15時のバスがあった。よしそれに乗ろう、それまでまだ数時間あったがチェックアウトタイムが迫っていた。すぐに荷をまとめてチェックアウトし、今度はバスを乗り継いでデポまでいった。そこで、朝食兼昼食、昨夜いいものを食べていたのでこのときは節約した(わたしは食にうるさくはなかったので、時々息子から不満はでたが、貧乏旅でいつもいつもいいものばかり食っていられないことをいって聞かせていた)。それでも時間は余っていたが荷物をロッカーに入れて出かけるほどの時間はなかった。グレイハウンドデポの界隈は特に見るべきところもなく、リトル東京あたりからこっちはホームレスも多く治安はよくないとされていたが、昼間っから物騒なわけではなかった。それにしても前回、前々回に比べてその数は確実に増えているようにみえた。リトル東京から7thストリートに出るあいだにそれを目の当たりにしていたが、日本もその数が減っていないように思える。経済的に豊かになった国々の負の側面、今のシステムではそれが避けられない構造ということか?少なくとも表面的には中南米の貧しい国々や、今や大国になったお隣メキシコではお目にかかれない光景となっていた。そんな矛盾を抱えた大都市ロスアンゼルスから西部の町・ニューメキシコ州最大の街といわれているアルバカーキに向かってバスは定刻に出発した、、

<文章も面白くないけど、写真も面白いのがぜんぜん撮れてない、以下はほとんどロスアンゼルス>

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