成田は特に書くこともなさそうだが、ひとつだけ異常と思えることがあった。10時半発の飛行機に乗るために8時に空港に着いたわれわれは出発スケジュールを知らせる大きな掲示板を見て、ちょっと驚きを隠せなかった。今まで、そう20年ほど前の中国で遭遇したことはあるけれど、最近めったにありえなかった5時間遅れの表示、それも数ある出発便のなかで赤字になっているのはわれわれの便だけであった。しかしこればかりはどうしようもなく、チェックインのときにもらったひとり1500円分の食事券でゴマかされるしかなかった。その飛行機は定刻5時間半遅れで成田を飛び立った。詳しい事情は聞かなかったし、というかなんか機体のトラブルとか言っていたかもしれないが、空席の目立つその便はもしかしたら日に2便飛んでいるうちの早い便を欠航させた可能性もあった。そういう意味では安い航空券の場合、そういうこともありうるということでしかない。だからわれわれはじっと我慢した、というより成すがままに従っただけである。その影響はわずかだがあった。台北到着も5時間半遅れとなったため、予約していたホテルの到着も遅れ、それでも時差が1時間あったので、現地時間夜の8時半ころにはチェックインできたのだけれど、ほとんどの食べ物屋が閉まっており、といってもこれはたまたまその日が日曜だったから閉まっていたのかもしれないが、安くてうまい台北名物のそばを食い損ねたくらいであった。その日の夕飯は7-11のお世話になってしまった。まだ日本も暑かった時期なので、特に台北が暑いとは思わなかった。わざわざ台北一泊のスケジュールにしたのがよかったのかどうか、、それはその時点ではなんともいえないことであった、、
長期の旅にでるダンナと息子を見送りにきた家人と孫;上とわかりにくい写真だが東京上空;下
