独歩の独り世界・旅世界

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再びグアテマラへ 1)サンクリSan Cristobal de Las Casas

  目的地はグアテマラだった、それもグアテマラシティCiudad de GuatemalaでもアンティグアAntiguaでもなくサンペドロSan Pedroだった、そこに待っててくれる人がいた、奥さんでも恋人でもなく、かといって単なる知り合いでもなかったが若い女性だった、、もちろんセニョリータ(Senorita 独身女性)ではなかったけれどインディヘナ、現地の女性であった‥われわれの関係はどういったら適切なのだろうか、ただの友達(amiga)?恋愛感情はないのだから、そうなのかもしれない‥??

 昨年、いや前回はメキシコシティから飛んでしまった、今回は目的地がサンペドロだったこともあって、躊躇なく陸路を決めていた、いったんサンクリに寄ってそこからGuatemala入りしようと、、で、サンクリ(サンクリストバルデラスカサス San Cristobal de las Casas 以下略してサンクリ)でもいくつかの用事があった、、やらねばならない(知りたい)こと行かねばならないところ‥、以前に一度サンクリは訪れたことがありとてもいい街であることは知っていた、ただとっても寒かった印象が残っていた、今回は防寒対策は万全だったし街の様子もわかっていたからかなり気楽な気分であった、ま、急ぐ旅ではなかったので少しのんびりしようかと、、、

 メキシコシティTAPOをほとんど定刻(16:30)に出たバスは15時間かかって見覚えのあるサンクリのバスターミナルに着いた、、このバスはどういうわけかガラガラだった、だから毎度のことだけど寒くもあった、途中たまたまこの日満月で、夜行バスだったのにしばらく車窓を楽しめた、、サンクリ着は翌朝7時過ぎだったか?それでもちょっと朝が早すぎたようだ、、というのも、この朝は荷物もあったし少し遠いと聞いていたのでタクシーを使ってしまったのだけれど、もう7時半を回っていたから大丈夫かと思って、日本人宿カサカサCasa Kasaの戸を叩いてしまった(呼び鈴を押しただけだったがわたしの声がでかかったようだ)、出てきた若い女性(管理人のmiharuさん)に、まだみんな寝ているから静かにしてくださいと怒られてしまったのだ、、それでもベッド(ドミ)は空いていて、なんとか落ち着き先は確保できたのであった、、前回来たときはまだこのカサカサはなく、もっとセントロに近い街の安宿に泊まっていた、、日本人宿の良し悪し(メリット・デメリット)についてはどこかで記したことがあるので繰り返さないが、実は今回はここにくる目的がひとつあった、、それは亡くなられた創設者の笠置さんという方がサパティスタの人たちとかなり通じていたらしいこと、その笠置さんのことやサパティスタ関連の情報が取得できるのではないかと思って、ここには寄る必要ありと考えていたのだ、、サパティスタについてはまた後述‥、、

137_640x480 144_640x480前にも一度載せたがCasa Kasa

  そういうわけでこの日は、ま一日のんびり過ごすことになった、、といっても宿泊者は管理人の女性も含めて全員日本人だけれどみんな若い人たちばかりだった、、ちょっと場違いとも感じられたので、早速街に飛び出す、メルカド(市場)をうろつき、パルケセントラル(ソカロ)の市庁舎のインフォメーションで地図をもらい郵便局の場所を教えてもらった、その郵便局はサンクリストバル教会Iglesia de San Cristobalの近くだったので、せっかくだから上まで登ってみた、前来た時はこんなにきつくはなかったはずだが、ほんのわずかな登り(階段)が堪える、再び街に下って今朝着いたバスターミナルあたりまでぶらつく(ここのバスターミナルはADO系列のターミナルだったからそんなに大きくはなかった)、その辺は地方へ行くバスやミニバスの発着エリアになっており、わたしは明日行く予定のオコシンゴOcosingoへ行くバスを探していた、そこにはミニバスが何社か運行しており、それも20分おきくらいにでていることをつかんだ、、後はビールを買って帰る、といってもそこからぶらぶら歩いて帰ると小一時間くらいかかった、、カサカサの夕飯は若者の有志がピザを作ってくれた、ま、ピザパーティのような感じだった、おじさんも一人仲間に入れてもらった、、毎晩そんな感じのシェア飯で夕食を割り勘分だけでありつくことができた、しかもおいしかった、、

パルケセントラル(ソカロ)にあるCatedral146_640x480_2

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152_640x480San Cristobal de Las Casasの街並み、Iglesia San Cristobalから

 さて、その日の午後はmiharuさんに教えられて、サパティスタの本部のあるオベンティツクに行けることを知り、そこへ行った人たちが記した情報ノートを見せてもらった、それがわたしかここへ来た目的のひとつだったのだ、で、そこには明後日に行ってみようと決めていた、明日はとりあえずもうひとつの目的地オコシンゴに行くつもりだったからである、、何代目の管理人だったかわからないが、若い彼女はサパティスタについても笠置さんについても直接の知り合いではなかったようで、それほどの情報は持っていないようであった、で、わたしに情報ノートで教えてくれたのだけれど、その情報ノートを見てわたしが意外に思ったことが二つあった、一つはサパティスタについてここに来てはじめて知ったという方が多かったということと、もう一つは明日わたしが行こうとしていたオコシンゴについての情報がまったくなかったことだった、それは別にかまわなかったのだが、要するにここからオコシンゴへ行った人、行こうとした人がいなかったらしいこと、それがなんとも不思議に思えたのであった、、(ちなみにここチアパス州オアハカ州と並んで先住民人口の多いところで、サンクリの郊外ではチャムラやシナカンタンといった先住民の村へ簡単に行けたし、そんなツアーに人気があるようだった)