独歩の独り世界・旅世界

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メキシコ・キューバへ その1)

 メキシコへの旅たちが5日後となった、、前回Guatemalaの旅のときに報告したように、わたしはスマホも海外使用ケータイもノートPCも持っていなかったから、現地からの報告ができなかった、で、そのとき思ったことは次回はそれに類するものを何か一つ持っていこうという反省であった、その思いをずっと持ち続けていたので、携帯用PC、いわゆるネットブック?というのを3万円で見つけたので思わず買ってしまった、今テストを兼ねてそれでこれを書いている、向こうで問題なくつながれば、今回は現地からの報告ができそうだ、、

 ということで、暇な身であったのでもうわたしのほうの準備は大体整っているれだけれど、すでに言ってるように今回は同行者がいる、、ちょっと‘独り世界・旅世界’のニュアンスが変わってきた、その辺の経緯から話しておく必要がありそうだ、、、ま、実際のわたしを知る人はわたしには奥さんもいて子供がいて孫までいることを周知しているけれど、それでもわたしはここ何年かはずっと一人で旅をしてきた、その辺の事情を説明するのはちょっとしんどいのでまた別の機会にさせてもらおう、また、その奥さんや子供たちと出かけた旅も昔は結構あったのだけどそれも別の機会にさせてもらおう、、奥さんと二人で出かけるのは実に35年ぶり、新婚旅行以来である、、その新婚旅行もユーラシア大陸を半年かけて回った、まったく新婚旅行とは程遠いようなハードな旅だったから、今は新婚旅行で世界一周も珍しくなくなってきている時代だけれど当時としてはかなりユニークなものだったのではないかと思っている、、その旅も書き出すと相当なボリュームになると思うけどもうほとんど忘れてしまっているから、書きたくてもかけそうにない、、で、それが最初の旅で今回は最後となるか‥??

 ま、その間35年、どこもそうだと思うがいろいろあった、、別れ話も出たし実際別々に住んでいたこともあった、が、これもいろいろあって今また一緒に住んでいる、というか、すでにリタイアしてしまったわたしは奥さんのところに居候させてもらっている、、居候の身で、収入のない年金生活者では独りでのこのこ出かけていくわけに行かなくなった、、その奥さんはどういうわけか行ったことのないキューバの魅力を知っていて、前回わたしが独りで行った時になぜ連れて行ってくれなかったと責められたことがあった、それは1999年のことだからわたしがキューバを訪れたのは12年前の話だ、、その後、去年Guatemalaに行くときもその話しになって、Guatemalaには興味がなかった奥さんにいつキューバに連れてってくれるのかと詰問されて、次に行くときに連れて行くと約束させられてしまっていた、ま、わたしもずいぶん勝手にやってきたから、一度は連れて行かないとしょうがないか、と観念はしていた、それはわたしの再度のGuatemala行きの思惑とも合致した、そこで自分の費用は自分で出す、そしてメキシコ・キューバを回った後メキシコで彼女を送った後、わたしは独りでGuatemala行くというプランを作ってみた、仕事のある彼女にもっとも休みの取りやすいスケジュールを考えてみるとやっぱり年末年始を利用するしかなさそうであった、で、そのプランを彼女はあっさりOKしてくれたのだった、、

 仕事を持っている日本人にとって、やはり休暇の問題は大きい、大企業ではだいぶ改善されてきて長期休暇もとりやすくなっていると聞いているが、わたしのように小さなところに勤めていたものにとっては、いくら有給制度を使っても限度があった、だから旅好きの多くは大きなプランが浮かぶとそのつど転職を余儀なくされた、、わたしはそうして何度転職や休職をしたことか、今でも旅先で出会う若い人たちて゜在職したまま旅ができている人は稀であった、また制度としては可能でも職場関係において難しいという面も日本人の場合あるようだ、奥さんの職場でもそのようであった、しかし、わたしのプランではメキシコ・キューバの魅力は知るには少なくとも2週間、できれば3週間ほしいところであった、最初そんな長期は取れないと言われた、そこで最も影響の少ないと思われる年末年始でスケジュールを立て、12月22日から1月9日ということで会社と交渉してもらって、ようやくのことで了解してもらったのが9月の終わりころであったか?それからのticket等の手配は暇なわたしにとって何よりの暇つぶしとなったが、いずれにしろ旅のスタイルは変えるつもりはなく相変わらずの貧乏旅行になることを奥さんも承知してくれているのはありがたいことであった、というかそれは諦めているといったほうが正しいか、、??

 この年になればまともな人生を歩んできた人たちは莫大な貯えをもって悠々自適に老後を楽しんでいる、さすがにこの年になって貧乏旅行をしている人は少ない、みんな豪華客船かなんかに乗って優雅な旅をしている、欧米人のリタイア組みにはやろうと思えばそういう旅もできるが、ほんとに旅の面白さを知ってる人たちは決してそんな贅沢はしない、わたしと決定的に違うのはわたしはやりたくてもリッチな旅はできないのだけれど彼らは選択的にそれを選べること、だから時に貧乏旅行しているリッチな欧米人には会うことはある、多少無理をすれば内の奥さんなんかは豪華客船は無理でもさすがに安宿に泊まることもなかろうにという思いはあったと思う、そこは今回少しばかり考えた、というのはわたしは何が何でも安宿派だが、それは今までずっと独りで旅をしてきたからで実は宿は一人で泊まっても二人で泊まっても料金が同じだということに改めて気づかされたからであった、だからわたしは経験がないが独り旅の男女が時に宿代をシェアしてカップルになって泊まることは貧乏旅行の常套手段になっているのだ、また決して乗らなかったタクシーも一人で乗っても二人で乗っても料金が同じなのだから今回はきっと躊躇なくタクシーを使ってしまうことなるだろう、そう旅の経済学からすれば独り旅は決して経済的ではないのである、、、

 そのためにというか、3ヶ月前に計画を立てられるということは重要なことであった、先に述べたホテルなどは、今の時代世界中のホテルがネットで予約でき(どういうわけかその世界最大のホテルのネットワークを誇るその会社もキューバまでは扱ってなかったが)しかも3ヶ月も前だったので50%オフなんてのがあって、少なくともメキシコは結構なホテルが朝食付きで二人で一泊3000円から4000円で予約できてしまった、、いや、前にも一、二度はそこを利用してあらかじめ予約していったことがあるにはあったが、今回はまさにわたしの旅の固定観念が覆された想いであった、、それでわたしの貧乏旅行のこだわり、今回は一日の滞在費(要するに渡航費を除いたすべて)が5000円以内は十分可能となったのである(いや、これからのことであるが20日間の滞在費の予算が一人10万以内、たぶんそんなにかからないと思う)、、、さて、では航空運賃はどうであったか?前にも述べたことがあるが中南米に日本人の旅人が比較的少ない理由は、やはり遠い、高い、があると思う、、なのでたぶん格安航空券でいくらくらいかには関心があるのではないかと察せられる、、これは実際他に比べると例えばアジアやヨーロッパ・北米に比べると確かに高い、それらの地域の場合燃油超過代入れても10万前後(往復)くらいだが、今回メキシコ往復で燃油超過代なしでそのくらいだった、が、それでもそれはやはり3ヶ月前だったので安いほうだったかもしれない、具体的にいうと最も安かったカナダ経由でハバナに入る便が125000円(燃油超過別、年末でなければもう少し安いのがあると思う)くらいであったのだけれど、すでにそれはもう席が取れなかった、もっともメキシコも寄りたかったので最初からメキシコを経由しないそのAirCanadaは対象からはずしていた、だからまずメキシコ往復の格安航空券を探す、年末でなければ70000万円(,燃油超過代別、以降すべて)くらいからあるようだったが、その時点での最安値は90000円くらいであった、たぶん直前だともうその倍を出してもticketは手に入らないのではないか?大体のプランニングはできていたから、すぐにそのticketは押さえた、次はカンクン~ハパナをどうするか?だった、前回キューバに渡ったときもカンクンからで、そのときはカンクンの旅行社でキューバツアーに申し込んで、たぶん300ドルくらいで2,3泊のホテルとヴィザ代が含まれていたように記憶している(その旅の模様は確か何年か前に書いている)、たぷんそんなツアー(といっても自由にプランニングができた)はカンクンの旅行社のドル箱だろうから今でもあると思うし、そのほうが安いのはわかっていたけど、その時もそうだったけどよほど自由な長旅でないとその選択はできない、つまり今回はツレがいて、そのツレの帰国便が決まっている場合、行った先でそのツアーを探してタイミングよくキューバに渡れるとは限らない事は容易に予測できることであった、ならば多少高くとも日本で予約できるならこちらでticketを確保しておいたほうが確実なのは明らかであった、幸いメキシコ往復のticketを手配したところでクバーナ( Cubana de Aviacion 、日本ではどこでも扱っているわけではない)のticketも手配してくれた、往復の航空運賃だけで300ドルくらいしたけど、、そんなわけで年末のメキシコ経由キューバ往復は燃油超過代も入れると15万円では収まらなかった、20万まではいかなかったけど安くはない、ま、それでも手配が早かった分安く済んだのは確かだと思う、、結局わたしがわたしのツレ(奥さん)に請求した金額はすべて含んで30万円であった、もちろんそれで結構贅沢な旅ができそうである、それが高いか安いか?長い人生の(旅の)中での楽しみ方のひとつとしては決して高くはないと思うのだが‥??