独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala 報告 4)  旅日記・ Guatemalaへの道 1)

 今回のGuatemala報告は旅日記の形をとらない、と言ってしまったのだけれど、やっぱり経過・過程の話をするには、旅日記の形のほうが良さそう、と思い直して(もう無節操だから、すぐ前言を翻してしまう)これから旅の顛末を日付順におっていくことにした、それは2010昨年の12月6日から始まった~

 後日、音なしの旅立ち?と友人に言われたのだけれど、一部少数の知人にしか、出発を知らせなかった、しかし多くの友人・知人にはリタイアしたらGuatemalaに行くつもりだという話はしていた、今までもそうだったが、そうすることによって夢や計画は実現性が高くなるからである、具体的な準備期間は1ヶ月あったが、航空券の手配や米国のESTA取得、トラベラーズチェックの購入等は1日で出来る作業だった、問題は通信機器をどうするかにあった、今ではケータイ電話は普通に国際対応になっているが、わたしの旧式のそれは国際対応にするには金がかかったし、おまけにどういうわけか国際対応にしても中米のGuatemalaだけは圏外になるといわれて諦めた、でノートPCをどうするかという問題で迷っていた、当初から今回の滞在は6~9ヶ月を予定していたからともかく荷物が多すぎて結局それも断念した、すでに述べたことだが、現地に着いていまどきPCを持ってない旅行者はわたしぐらいだった‥

 今回の旅の最大の失敗・最大の忘れ物がこのノートPCを持っていかなかったことだったが、それ以外にもいくつかの失敗を犯していた、Guatemalaまでどうやって行くか?それについてはこんな風に考えていた、まず航空券、Gutamala往復のticketは乗り継ぎ便なら15万円くらいであった、しかしそれはせいぜい1ヶ月fixのticketで6ヶ月openとなるとべらぼうに高かった、しかし片道なら10万円くらいであったかもしれない、結果論だが日本~メキシコシティor日本~グアテマラシティ片道(または往復1ヶ月fixでも、不思議なことに片道より往復のticketのほうが安い場合あり)10万円くらいで見つけられたら、それがbestな選択だったように思うし、これからそちら方面に行かれる方にはそれをお勧めします、その理由は以下をお読みになればわかると思います、で、わたしはまずロスまで飛んで陸路でメキシコ・ティファナに入り、ティファナからメキシコシティまで飛ぶ、メキシコシティからGuatemalaへは安い航空券があったら飛ぶし、なければ陸路でもかまわないという考えだった、少し注釈するとLA~メキシコシティ間は陸路・空路(ティファナ~メキシコシティ)とも経験済みだったのでおおよその感じはつかんでいたし、行った先で何とでもなると思っていた、そしてそれがたぶん一番安い手段ではないかと思い込んでいた、おうおうにして思い込みは失敗の原因となる~

 で、わたしが購入したのはアメリカLA往復5万円(1ヶ月fix、サーチャージャー別、この場合も片道のticketのほうが高かった)というticketで、帰りはキャンセル(捨てる)ことにしていた、午後3時のフライトは10時間飛んで時差の関係で現地時間同日12月6日朝8時LA着、米国の入国は帰国時もそうだったが面倒で時間がかかる、これもメキシコ・グアテマラ方面に向かうなら出来たらストップオーバーしないで乗り継ぎ便で飛んだほうが賢いという理由のひとつだ、空港を出るのに1時間くらいかかったか、そこからダウンタウンのバスターミナルに向かうまでがまた一苦労、荷物がでかかったので(それでも15kgだった、それがでかく重く感じられるようになったのはやはり歳か?)バス・地下鉄・またバスと乗り継ぐのが大変、昔来たことのあるグレイハンドのバスステーションに何とかたどり着いたときには11時を過ぎていた、でも、その時間ならなんとかその日のうちにメキシコに入れることはわかったいた、しかしそこでまた失敗、まぁ過信?自信過剰?つまり一度経験があるという侮りがあったようだ、ティファナまでのticketを買う、ティファナのどこ?と聞かれたが、どこといわれても‥ま、セントロと言っておけば間違いないだろう、料金もそんなに違いはなかったし‥、12時発のバスは、しかし何時に改札が始まるかわからない、食事をして戻ってみるとティファナ行きのバスが来ていたので慌てて扉を開けて外に出てバスのところへ行ってみたら、まだだ、向こうで並んで待つようにと言われ、戻ろうとしたら今度はその扉が開かない、つまり外からは入れないようになってて、どこから戻ったらいいのかわからなくなって‥と、まぁ、最初からドタバタをやらかしてしまった、しかしそれはそこだけで収まらなかった、国境近くまで来たところで、前回ここを通ったときのことをいろいろ思い出してきた、そうだ、ここは歩いて越えないといけないのだ、メキシコは3日間ならノーチェックで滞在が出来るのでバスはイミグレを素通りしてしまう、それはわたしの場合まずいことになる、グアテマラまで行くなら入国スタンプが必要なことに気づいた、で焦って運転手にバスを降りて歩いて国境を越える旨言うと、ちゃんとイミグレに寄るから乗っているようにと言われる、半信半疑で、どうなるのかとヤキモキしているとバスはぐるっと廻って確かにイミグレのところへやってきた、ほとんどの乗客はノーチェック、わたしともう一人の旅行者だけパスポートを持って下車、近くのオフィスに赴く、そこでパスポートのチェック、もう一人の欧米人旅行者はツーリストカードを提出してすぐにOKになる、残されたわたし、すっかりツーリストカードのことを忘れていて持っていなかった、いろいろ尋問される、どこまで行くんだ?何日くらい滞在する予定か?そしてその場にあったツーリストカードに親切にもそこの係官が書き込んでわたしのツーリストカードを作ってくれた、そしてスタンプを押してくれ、おーこれでOKかと安心したところへ22ドル払えと言ってきた、えっ?なんだそれ?ずいぶん高いな?わたしはそれをツーリストカード代、つまりそれを持っていなかった罰金と解釈してしまった、しかし問答している暇はないと悟った、すでに何十分かバスを待たせている、で言われるままに銀行で両替し22ドル分のメキシコペソを払った、ようやく解放されバスはすぐに出発した、しかしその後もいろいろ混乱が生じた、ひとつは22ドルもの罰金を払わされたというその後遺症に原因があった、しかし実はそれは罰金ではなかったのだ、それに気づくまで、その悔しさが晴れるまでしばらく時間がかかることになる~