独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala 報告 3) Guatemala の基礎データ

 順序からすると、そろそろ日本出発からの顛末に移るべきところ、ちょっと話を戻してGuatemalaの基本情報を資料を見ながら記しておこうと思う、たとえば人口などについて‥(資料がないものもあり記憶をたどって)

1)人口とその構成 : 人口は1400万人弱?(2008年で1370万人くらい)で、特に重要な点はその民族構成の比率で、先住民マヤ系の占める割合が人口の過半数を上回っていること、一般的に52%くらいといわれているが他の統計で60%くらいとか、それ以上ともいわれていて正確なところはわからない、が、いずれにしろ、この国の支配層である2%の白人および45%のラディーノ(他の中米諸国ではメスチソと呼ばれている白人と先住民の混血)より多いということを覚えておいていただきたい、それがGuatemalaという国をたいへん特徴ずける要素となっていると思われるからである、なお他の中米諸国の先住民(マヤ系以外も含む)比率は以下のようです'(正確なデーは不明、参考程度に) ベリーズ : 10%前後で3万人くらい?ホンデュラス : 5%40万人くらい?エルサルバドル : 5%35万? ニカラグア : 5%20万人?コスタリカ2%10万人?パナマ5%15万人?と多いところでも人口比10%、人数にして40万人くらいだから、Guatemalaの5~60%700万人以上というのは、いかに際だった数字かというのがおわかりいただけたと思う、その他カリブ海沿岸部にガリファナ(Garifanas)族、エルサルバドル国境にシンカ(Xincas)族という人たちがごく少数(それぞれ構成比1%弱?)住んでいて、それがGuatemalaの民族構成比となっている

2)言語 : 公用語スペイン語で白人・ラディノの言葉です、マヤ系の人々も高齢者を除いてスペイン語を話しますが、それぞれの部族の言葉を持っており、その数21、つまりマヤの部族は21あるということです、それぞれ言語・習慣を異にします、最大の部族はキチェ、次にマム、カクチケル、ケクチとつづき(いずれも構成比10%を超えている)この4大部族でマヤ人口総数の80%近くを占めています(他の部族はいずれも構成比5%以下)

3)気候 : これについては報告1)で少し説明しましたが、まず低地と高地(山岳地帯)の二つの特徴異なったエリアに分けられ真ん中の高地をはさんで北および南側の低地は熱帯性気候で年間を通じてかなり暑い、首都のグアテマラシティや古都アンティグア他先住民の多く住む山岳地帯は12月1月の冷え込みが厳しいが、それでも年平均気温が22度前後と大変過ごしやすい気候、ただここの気候区分は5月~10月を雨季=冬、11月~4月を乾季=夏と呼んでることに注意(観光地の中には2000mを越す高地がかなりあって、11月~2月くらいの間の冷え込みはかなり厳しい、しかしいずれにしろこの国で、観光地でさえティカル遺跡に近いのフローレスのホテル以外で暖冷房装置・器具を見ることはなかった)

4)通貨・物価 : わたしの滞在時us$ドルは(ドル以外はほとんど両替不可能、最もいまどきみんなキャッシュカードで必要な現金をおろしていたようだ、ところがそれでスキミングの被害にあったという話も聞いた)1ドル79Q(Quetzalケツアル、日本人はみんなケツと言っていた)から75Qまで下落していた、だから1Qは11円~12円くらい?わたしは面倒なので1Q=10円とみなしていた、さて、では1Qの価値だが、いくつかの例で想像してください、宿代 : 今回の旅でわたしが泊まった宿の最低は20Q、最高は130Q(もっとも上はきりなし、高いホテルはいくらでもある)食事代は10Q~50Qくらい(これも贅沢すればきりがない)、グァテマラシティの市内バスは1Qで乗れた、ま、物価の話はいずれ詳しく~

5)面積・地形 : 10,9千平方キロ?約日本の1/3、わかりやすい例を出すと、たとえばグァテマラシティから全国各地にバス路線が敷かれているが、夜行バスは国際バス(メキシコ・エルサルバドル等)を除くとグァテマラシティ~フローレス間(8~10時間)以外はありません、あとはほとんどの町へ遠くても6時間くらいで行けてしまうという広さです、しかし地形で面白いのは、たとえばパンアメリカンハイウェーでグァテマラシティからメキシコ国境に近いウエウエテナンゴに行く直通バスに乗ったとして約5~6時間の間たった1ヶ所5分くらい直線道路がありましたが、あとは全てカーブ連続の山道だったこと、こういうところも珍しい、しかしその昔細い砂利道だったところがいまや片側2車線の完全舗装道路になっていたのには驚かされた、が、そのほとんどががけ崩れのため通行できなかったのが(:結局1車線通行)またこの国らしくて面白かった??つまりこの国は山国という形容がピッタリかもしれない、と思ったしだい

6)どうでもよい情報かもしれませんが、ついでに日本の県にあたる22のdepartamentoとを記しておきます(それぞれに県庁所在地にあたるcabeceraがありますが略)

わたしが訪れたところ(通過したところも含む)①グアテマラプログレソ③サカパ④チキムラ⑤サカテペケス⑥チマルテナンゴ⑦ソロラ⑧エスクィントゥラ⑨スチテペケス⑩レタルレウ⑪ケツェルテナンゴ⑫サンマルコス⑬ウエウエテナンゴ⑭トトニカパン⑮エルキチェ⑯バハベラパス⑰アルタベラパス⑱ペテン⑲イサバル

今回行けなかったところ①ハラパ②サンタロサ③フティアパ 

7)大統領 : 任期4年で再選不可(身内・親族も立候補できません)今年の9月11日大統領選が行なわれます、今は民主的な世の中になっていますが、1990年代半ばまでは軍事独裁政権が続いていた

8)産業はGuatemala 報告 1)に記したとおり、現在は観光収入がトップ

産業にあたるかどうかわかりませんがスパニッシュスクールがいたるところにあって、観光省が出している観光パンフレットにも載っていました(つまり政府推奨??)

9)国鳥 : ケツァール、なかなか見られない、ビオトポ・デル・ケツァールという保護区で見ることが出来るらしいが、それも確実ではない、この鳥を見るためにGuatemalaに来る人もいる

国花 : モンハ・ブランカ(monja blanca)、国木 : セイバ(la ceiba)

10)山 : 3000m以上の山が9つあってその全てが活火山または休火山(最高峰4220m)

 以上、今日はこんなところで‥ほんとは写真を載せたいのだけれど、今はちょっと無理なので、いずれ機会があったら修正して掲載します