独歩の独り世界・旅世界

他のサイトに書いていた'独歩の独り世界・旅世界'を移転しました

山レポート 11)10000円の空中散歩

 空中散歩といえば、すぐ思いつくのは軽飛行機・ヘリコプター・グライダー・飛行船・熱気球・ハンググライダー・パラグライダーといったところか、どれもが魅力的で2,3を除いてほとんど経験がないので、一度は挑戦したいと思っているがやはり若くないと無理かなぁ?費用はどのくらいかかるのであろうか??

 さて、わたしのできる空中散歩とは、いわずと知れた山歩きである、がどこでも空中散歩気分が味わえるわけではない、たまたま一昨日の午後足は地に着いているのだが決して表現が誇張ではないと思われる軽快な山歩きを楽しんだ、ここに写真とあわせて披露しちゃおうと思う、が場所は教えない、山好きの人なら掲載する4枚の写真ですぐその場所はわかってしまうであろう、わたしがその場所を隠す理由は、これまでにわたしは初日の出のスポットを意識的に探しながら山を歩いているのだが、まさにそこは絶好の初日の出ポイントであったこと、しかも誰でも(山の経験がない人でも)行けてしまうところだったからである(初日の出の写真はできるだけ他人に邪魔されずに撮りたい)、いや、もしかしたらそこは知らなかったのはわたしだけで、すでに初日の出スポットとしてはかなり有名なところかもしれないが‥

 ただ問題はわたしの住んでいるところからはやはり遠いことである、ご承知のように山歩き自体にお金はかからない、がしかし、山すそに住んでおられる方ならいざ知らず、わたしのように東京近郊に住むものにとって、そこに行くまでどういう交通機関を利用するにしろけっこうな費用がかかってしまう、なので比較的近場が時間的・費用的に狙い場となりそこそこの山歩きを楽しむにはどうしてもわたしの好きな山梨県あたりまで出かけないわけには行かない、で今回の場所も写っている写真を見れば一目瞭然山梨県なのだが、たまたま今回は単独行で車でしか行けないところだったのでマイカー利用、土日の高速道路が1000円になったといえ(だから行く気になったのだけれど、以前だったらこんな不経済な山歩きはしていない)それでも高速代4000円(以前だったら8000円)ガソリン代6000円計10000円の空中散歩はちょっと高くついたなぁ、たまたまタダで泊まれるところがあって食事は自炊したから1泊してもかかった費用はそれだけだったのだけれど、果たしてその価値があったかどうか??

 そこに狙いをつけた理由は、しばらく山歩きに遠ざかっていたこと&最近仕事でも疲れるようになってハードな山歩きに自信がなくなってて、足慣らしをしようと思って探した場所だった、一応ガイドブックで調べて時間的にはそれほどかからないことがわかっていたので、自宅(千葉)を8時に出て八王子から渋滞にはまるも現地12時半着、峠の駐車場には先客4台、それらの人たち都合10人くらいとは登りですべてすれ違う、きついところはものの30分くらい、あとはカヤトの原のゆるい尾根歩き、右は信州の山・遠くに浅間が真っ白、行く手はやはりすでに冠雪の八ヶ岳、左手は午後の日差しが逆光にiなって薄墨色のシルエットを描く南アルプス、振返ると斜め左後ろにやはり少し霞んだ富士の山、真後ろには鋭く特異な岩稜の瑞牆山、そのすぐ後ろにうっすら雪化粧の金峰山(帰りはそれらが逆になる)これだけ役者がそろった山々を眺めながら、小春日和のあたたかい日差しを浴びてほんのわずかな間といえど世界を独り占めにできたのだから、あるいは10000円は安かったかもしれない ‥

(写真は上記説明したとおり、八ヶ岳、富士山、瑞牆・金峰、甲斐駒は翌朝撮影)

2009_1121013jpg_blog 2009_1121014jpg_blog 2009_1121020jpg_blog 2009_1122006jpg_blog