独歩の独り世界・旅世界

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アメリカ・メキシコ・キューバの旅 その5)

 このときの旅の目的(地)はいくつかあったが、当面の目的地はグァナファト(Guanajuato)であった、知る人は知る数あるメキシコのコロニアルな都市の中で最も美しいといわれている町(その後世界遺産だったことを知る)、最初の旅ではそこに寄れなかったからだ

 ティファナを出発したバスは砂漠の中を猛スピードで突っ走る、といっても外は真っ暗&たぶん疲れからすぐに眠りに落ちてしまったのだと思う、目が覚めたときバスは止まっており全然動く気配がない、しかもすごい渋滞、1時間半後の6時15分にバスは動き出した(車体だか積荷だかの)重量?チェックポストだった、そして日の出が6時半、またバスは砂漠の中を疾走してエルモスィヨに11時40分着、初めての町で右も左もわからない、ともかくここで両替をしなければならない、で、たぶんいろいろ聞いてます町のセントロ(中心)までローカルバスで出る、そしてまた人に尋ねながら両替(USドルT/C→・メキシコペソ)できそうなところをあっち行ってこっち行って、というのもこの日はあいにく土曜日だったのだ(1999,12,18)、何時間町をうろつき人に尋ねたことだろう(実にみんな親切だった)結局無駄な骨折りだった、が途方にくれ諦めかけたとき奇跡は起った、とある街角のATMにシティバンクのマークが入っているのに気がついた、もしかしたら‥恐る恐る一枚のカードを出して試してみる、もちろんやり方はわからないしスペイン語で書かれている説明もほとんど理解できない、がこんなものは万国共通だろうと慎重にことを進める、最初は失敗(3回やって失敗したら使えなくなる?)そんな思いが頭をかすめたが、2回目だったか3回目だったか、なんと目的の金額がメキシカンペソでそのATMから出てきた、助かった、シティバンクのカードに助けられたのだ、ま、わたしの無知、わたしが知らなかっただけなのであろうがこういう方法、つまりわたしは一応シティバンクの口座を日本で作って少額の円を入れておいた、たぶんその説明も受けていたのであろうがカード一枚でどこでも現地の通貨で受け取ることができたのだ(しかし貧乏旅行者にとってそのレート&手数料は重要、たぶんよいわけないのだがそのときはそんなこといってられない状況だった)ともあれメキシコペソを手に入れたわたしは急遽バスターミナルに引き返し17時発のグァダラハラ(Guadalajara)行きのバスのティケットを買う(まずマサトランMazatlanまでのティケットを買ってマサトランでグァダラハラまで買い足している、どうしてそうしたのか覚えていない)いずれにしろグァダラハラ行きの長距離バスは1時間遅れて18時にエルモスィヨを出、太平洋岸の港町マサトランを経由して12月19日16時30分現地時間17時30分(時差1時間)グァダラハラに到着した、しかし以前立ち寄ったことのあるこのメキシコ第2の都市グァダラハラは今回素通り、すぐにグァナファト行きのバスを捜す、記録には出発時間が残ってないがたぶん18時ころのバスでレオン(21時45分きれいな町との記録あり):経由グァナファト着22時45分、夜中にグァナファトに着いたのは覚えている、バスターミナルの近くには何もなかったが幸い安宿はあってHotelMaxin 100ペソ(1ペソ10円くらい?当時)に宿を得た、しかし食べ物にはありつけず記録によるとポテトチップスと飲み物を腹に入れたが、空腹と寒さでほとんど寝られなかった、と記されているされている ‥