独歩の独り世界・旅世界

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カトマンドゥ 3) 2013/09/17~ 09./23

 もちろん戻った先は荷物を預かっててもらったKings Landだった、、そしてその日は4Fの裏側の部屋が空いてて、そこでいいかと聞かれたが、通りに面してなくて静かだったのとテレビがついてる点は違っていたが、価格は同じだったのでOKする、、そしてDaya Ram氏とトレッキングの報告がてらしばらく話をする、、トレッキングも無事完遂できたし、こうして帰ってくればまた暖かく迎えてくれる、こういった旅行者の気持ちを大事にしてくれるネパール人のホスピタリティ、気遣いもomotenashiに負けないものがある(2020のオリンピック東京開催が決まったと日本からmailをもらったのはトレッキングに行く前だったか?帰ってからだったか?)、、ところがその夜とんでもないことが起こった、、

 この問題をDaya Ram氏に帰すのは酷だったかもしれないが、その部屋はダニが発生したのである、、最初はそれと気づかずに痒くて眠れないでいたが、どうも蚊のようではなさそうだった、、いっこうに被害?が治まらないので、とうとう毛布とシーツをひっくり返えして虱潰し(この表現はダニでなかった??)に調べるとそこに1~2匹のダニを発見、つかまえて潰す、、その夜は何とかそれで治まった、、しかしそれはその後も続くことになった、、

 さて、カトマンドゥに戻ったわたしは一応のネパールに来た目的みたいなものが果たせ、その後に行きたいところ、やりたいことは特になかった、、が、それ故にしなければならないことがひとつだけあった、、次の日にまずいった先がAtithi Tourのスディールさんのところ、、そこで借りていたガイドブックを返し、最初のときに聞いていた中国東方航空のオフィスを、実は場所を聞いたすぐあとに探したのだけれど見つけられなかったので、そのとき再度確認したのであった、、するとすぐにそのオフィに電話をかけてくれ、あらためて住所を聞いて、前回の場所は違っていたといって正しい場所を例の手書きマップに書き込んでくれた、、で、早速それを頼りに出かけてみた、、それはタメルからカンティパトKanti Pathの大通りを渡って旧王宮(現ナラヤン費ティ王宮博物館Narayanhiti Palece Museum)の前を通ってしばらくいくと右手に映画館があって、その隣あたりとのことだった、、その場所は最初に聞いたときの場所とは違っていたが近かったのですぐにわかり、歩いて15分くらいのところだった、、で、映画館は前回通った時に見ていたからそこまではなんら問題なし、ところが、その隣にそれらしきオフィスは今回も発見できなかったのだ、、そこは建設中のビルがあるだけ、、しかし確かにその近辺にはいくつかの航空会社のオフィスはあったのである、、で、行き当たりばったりにそのうちの一つに入って聞いたみた、、この辺にMU(中国東方航空)のオフィスがあると聞いてきたのだが‥??と、すると親切なそこの従業員が教えてくれるには、隣のビルだ、とのこと、、‥えっ??隣は建設中のビルだ、、そう、そのビルの中にある、、‥そんなバカな??、、よくわからないまま礼を言ってそこを出て隣のビルにいってみると、現場作業員がいたので再び聞いてみる、、すると、何とその建設中のビルの3Fがそうだという、、‥しかしどこから上るの??、、そこにはコンクリートむき出しで手すりもない階段があって、そこから上れとのこと、、オイオイオイ、ここでは建設途中でも部屋ができたらそこで営業してしまうということ??半信半疑で危険極まりない建築現場の足元に注意して階段を上る、、と確かに営業しているオフィスがあった、、が、そこは2階だった、、もう一階登っていくとMUはあったのである、、しかも客は一人もいなかったが若くてかわいいネパール人女性が迎えてくれたのであった、、これは、つまり予期せぬ出来事が連続して結果としてかわいい美人に出会えるというのは貴重な体験に思えた、、そして当初の目的も達成されたのであった、、

証拠写真;3枚、どうあってもこの中に営業中のオフィスがあるとは思えない;上、下左がオフィスに入る1階の入り口、下右が3Fのオフィスの入り口035_640x480

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 わたしがそこを訪れたのは以下の理由からであった、、前にも述べているがMUを利用したのはともかく安かったからだが、それだけでなくそのticketは帰国日変更可だったからでもあった(通常の格安航空券はほとんど期日指定で変更は不可、たまに有料で可というのもある)、、なのでとりあえず10月10日上海~成田の便をおさえて、その日を帰国予定日としていたが、これ以上ネパールにいてもしようがないな、と思ったので早めに帰ることを考えていた、、それに当初の日程だとビザの延長も必要になってくる、、なのでできるだけ早い便に変えてもらって、帰る準備をしようと思っていたのだった、、ところが、わたしは簡単にいつでも帰れるとものと思っていたのだがそれは少し甘かったようだった、、もちろん変更は可能だったが、そのお嬢さんが調べてくれた結果は、最も早い日で10月4日まで上海~成田に空きがないということだった、、上海まではカトマンドゥ昆明昆明~上海と乗り継いでいかねばならなかったが、いずれもいつでも空席あり変更は可能、しかし上海~成田は混んでいて10月4日までは無理とのことだった、、そのときわたしの希望は遅くとも9月25日ころまでにはネパールを出たい(ビザの期限が26日までだった)、まだ一週間先だったから問題なく取れるだろうと軽く考えていたのだが、なんと17日先まで空きがなかったのである、、えー!?どうすればいい‥??、、思案しても始まらなかった、、ともかく帰国便は10月4日に変えてもらうほかなかった、、問題は、カトゥマンドゥ~上海をいつ飛ぶか?ということのほうだった、、できれば9/25までに飛ぶつもりでいたが、そうすると中国に約10日間滞在しなければならなくなる、、それまでにもっていた情報からすると中国の物価はネパールよりずっと高かった、、そうすると中国の滞在費はとんでもなく高くなってしまう、、それならたとえビザの延長代30ドル(1~15日の延長は一律30ドル相当<その日のレートによって若干変わる>のルピー払い)払ったとしても、ネパールに滞在していたほうが格段に安くすむのではないか?、、それがわたしのだした結論だった、、‥ということで10月1日カトマンドゥ発、10月4日帰国の変更をお願いしたのであった、、

 そのため新たにカトマンドゥでやらねばならないこと、考えなければならないことができてしまった、、ひとつはいうまでもなくイミグレにいってビザの延長手続き、そして残りの2週間をどう過ごすかをまた考えなければならなくなった、ということだった、、イミグレへはその次の日に顔を合わせた大阪のオバチャンさんがイミグレで延長手続きをしたことがあるとのことだったので場所ややり方を聞いて、その次の日にオバチャンさんもそうしたようにわたしもホテルから4~50分歩いていき、手続きを済ませた(手続きそのものは簡単、曜日によって若干受付時間が異なるようだが、午前中申請して-申請書はその場にある-14時の受け取り、わたしのときは2960Rsだった)、、が、いくら滞在費が安くつくとはいえ、ではカトマンズorネパールでどう過ごすかは、トレッキングに行く前もあれやこれや考えていたが、行って帰ってきた今となっては更に難問となった、、なのでその3日間くらい、オバチャンさんやスディールさんから情報をもらったり、PC検索で情報をみたり、それで見つけた別の旅行会社に行ってみたりして情報収集していたが、これといった妙案はなかなかでてこなかった、、ま、しかしそれはそれで暇つぶしになっていたし、オバチャンさんとその友達のイタリア人と連れ立って食事に行ったりファーマーズマーケットにいったりもしていたから、そんな風にしていればいつの間にか時は過ぎていったのである、、

ある日オバチャンさんといったレストランはすでにわたしの知っている店だった、、そこは安くてうまい、知る人ぞ知る店だったかもしれない;上正面、下はそこのメニュウ012_640x480 013_640x480

 で、戻って3日目(9/20?)くらいだったか、ま、アドバイスをもらうつもりで飯でも食おうとChhapteにmailを入れてみた(前回書いたトレッキング報告の中に彼が担ってくれた九つの役割を記したが、10,としてアドバイザーも入れておくべきだった)、今回mailは届いたようで、次の日に明日朝ホテルにいくとの返信があった、、だから22日の朝、彼はホテルKings Landに来てくれ、わたしの相談にのってくれた、、わたしは経過報告をしてともかく今月いっぱい滞在しなければならくなったこと、ついてはまたどこか適当なところがあればいってみようと思っていること、その候補地としてひとつは自分で探したコダリKodariチベット国境方面のBarhabise~Bigu Gumba、もうひとつは前日に訪れていたあるエージェントで薦めてくれたアンナプルナサーキットの入り口あたりのKudi~ Bhujung方面を検討しているがどうか?と聞いてみた、、すると彼は、まず自分はネパール内ならどこへでも連れて行けるというって、わたしの最初の案(Barhabise~Bigu Gumba)はランタンのような宿がないから無理だろうということ、次の案(Kudi~ Bhujung)は連れて行けるけどバス代が結構かかるのと、まTIMSカードとACAP(Annapurna Conservation Area Project、アンナプルナ入域料;2000Rs)を取得しないとならないがそれでもよいかといわれてしまった、、わたしはTIMSを再度とらなければならないというその制度に難色を示し、では金をかけずにいけそうなところどこかないかとか聞いてみると、チソパニChisopaniは知っているか?と逆に聞かれてしまった、、初めて聞く地名だった、、詳しく聞いてみるとカトマンズからバスで1時間ほど北に行ったあたりから登りだしチソパニへ、チソパニは晴れていればヒマラヤ展望が素晴らしいところ、そこで一泊、次の日はカトマンズから東の方向にあって、これまたヒマラヤビュウとして有名なナガルコットNagarkotまで歩く、そこが2泊目、3日目はナガルコットからまた歩いてチャングナラヤンChangNarayan(世界遺産の寺院)かバクタプールBhaktapur(ここは街が世界遺産に登録されている)経由でカトマンズに戻るミニトレッキングのコースがあるとのことだった、、いや、それはなかなか魅力的な提案だった、、まず近いこと、日数的にちょうどよいこと、もう一度ヒマラヤの大展望がみられるかもしれないこと、ナガルコットは一人でも行こうかと考えていたところだったこと、そしてそのルート上に世界遺産寺院があることなどを考えると断る理由はみつけられなかった、、が、夜までに結論を出すから夕飯を一緒に食おう、もし行くとしたらいつからいけるのか彼のスケジュールを聞くといつでもOKとのことであった、、 

 その夜食事しながら、まずチソパニ~ナガルコットのミニトレッキングに、出発は明日、そして今度は一日20ドルのガイド料を払うからあとの支払いは自分でやってみたいと希望を述べるとすべて了解され、明日の朝6時半にホテルに迎えに来ることに決まった、、で、彼と別れてホテルに戻り、まずその後もダニの被害がやまなかったから、部屋を代えてもらい、なおかつ明日からまたしばらく留守にするからと、それまでのすべての清算とまた荷物を預かってくれるよう頼んだ、、が、あろうことかその夜も移った部屋でまたダニの襲撃にあってとうとうその夜はほとんど眠れずに朝を迎えてしまったのだった、、約束の時間に正確にやってきたChhapte氏に事情を話す、、たぶん寝てないから今日は出かけないほうがいいだろう、、一日延ばしてくれないか?と、、ほんとに彼は気持ちのよい男で嫌な顔ひとつせずに了解してくれ、どこか知ってる安宿がないかと更に聞くとすぐにケータイで電話してくれた、、こうしてその朝Daya Ram氏にかなりきつくクレームをいってとうとうチェックアウトしてしまったのだった、、彼はホテルの裏に建っていた建物が最近取り壊され多分そこから発生したものだろうといっていたが、わたしの抗議にやむをえないといった表情を浮かべていた、、わたしとしてもそれ以外のことはほんとによくやってくれて好感を持っていたし、最初の日にカトマンドゥにいる限りここに居続けようと決めていた手前、なんとも後味の悪い結果になって残念だったが、やむをえない選択であった、、こうして大阪のオバチャンさんに挨拶もせずにそこを去り、歩いて5分くらいのところにあった、ちょうどAtithi Tourの斜め前あたりのホテルに移ったのであった、、入り口は狭かったが中に入るとKings Landよりは大きく格上のホテルだった、、オーナーはインド系でそこにいたフロントマンがこれまた親切な男だった、、ここは少し高いかと思ったが、そのフロントマンは空いている部屋に案内してくれ、バス・トイレつきの部屋をオフシーズン価格?700Rs→400RsでOK、また明日にはいったんチェックアウトするが3日後に戻ること、その間荷物を預かってもらいたいことすべてを了解してくれた、、ま、いってみればこれもすべてChhapteのお陰であった、、で、せめてお詫びのつもりで朝食を食べに出かけ、そして夕食もまた一緒に食おうと夕方もう一度来てくれるよう頼んだ、、

 その日の昼間は移ったホテルでほとんど昼寝していたのだったが、そのときなんとここでも痒みを覚え、まさかと思ってチェックすると一匹だけ見つける、、すぐに潰すとその後からは出ることはなかったが、そのとき思ったのはこいつはわたしの荷についてきたのではないかということだった、、ということはKings Landで部屋を変わったときに、変わった部屋でも出たのでなく、それは移動したときにわたしの荷についてきたものだった可能性が高いということだった、、それでもそもそもはトレッキングから戻ってきたときに与えられた部屋が発生源だったことは間違いないのだから、その責任は間接的にしろホテル側にあったということに変わりはない、、Daya Ram氏がいい人だっただけにあらためて残念に思ったのである、、前日の夜はチベッタン料理の店にいったが、その夜はChhapteにローカルな店、チャンの飲めるところに連れて行ってもらった、、地元の人しか来ないそこで羊の肉のセクワ、焼きそばのチョウミン、チベット餃子モモをつまみにビールを飲んでチャンをお代わりして酔っ払う、、それで二人分合わせて500Rsは、地元の人からすれば彼らは高いビール(ビール代がその半分くらい)は飲まないからそれは大金だろうが、ずいぶん安く感じられた、、そのおかけでその夜はよく眠れたのであった、、

名もない寺院の奥に看板もない食堂がある006_640x480

この通り(タメルの裏通り)も庶民の店・食べ物屋が多かった007_640x480

ついでながら、タメルでわたしがよく利用した店をいくつか紹介(ガイドブックにはのっていない名もない店)

下;正面Hot Breadはフランスパンが安くてうまかったパン屋 009_640x480_2

下;左のアンナプルナスーパーマーケットはこの一帯でビールが一番安かった011_640x480   005_640x480左の揚げ物屋はポテトフライ、魚のフライ、フライドモモすべて信じられないくらいの安さでよく利用させてもらった、、