独歩の独り世界・旅世界

他のサイトに書いていた'独歩の独り世界・旅世界'を移転しました

(コンピューター)将棋

 数少ない趣味のひとつに将棋がある、ほとんど見ないテレビだが、週一のテレビ将棋だけは欠かさないし、用事のあるときはビデオにとってもらう(ビデオの操作を知らないので)、この時間だけは(テレビだけでなく)家族公認のわたしの時間となっている、、、

 では、わたしの実力(棋力)はどのくらいのものか?、、後からその理由は書くけど棋力認定を受けたことがないからなんともいえないが、自称はアマ2段くらいのつもりでいる、、というのは昔の話だけど、一度か二度2~3段の人に勝ったことがあったことを覚えているからである、、だからいわゆる公式な棋力判定をされれば、ま、初段くらいが妥当なところかもしれないが、却ってそれではあまり面白くないから、そういう公式な判定は仰がないでいる、、

 しかし、それが自分の棋力を知らない理由ではない、実をいうとそういう場に行くのが億劫なのである、もっといえば近くに将棋を指す仲間はいないので、もし将棋を指したいと思うときは町の道場(クラブ)みたいなところへ行くしかないが、もちろん将棋歴50年の間に一回か二回は行ったことはあるが、どうもそういうところはあまり好きでないのである、つまり気質としてそういう場が苦手なのであった、、では、①誰とどこで対戦するのか?②相手と対戦せずに棋力は維持されるのか、棋力は測れるのか??

 まず②については不思議にしばらく将棋から遠ざかっていても、勘が戻るまでしばらく時間がかかっても棋力はそれほど落ちてしまうということはないようだった、また、将棋の雑誌などの次の一手問題で棋力認定をしてもらう方法もあるにはある、、問題は①である、世の中のさまざまなゲーム、もっと広くいえばスポーツ・趣味の世界も含めて、それを楽しむのに相手あるいは仲間を必要とするものは多い、つまり、一人ではできない・意味をなさない対人ゲームというものである、、、では、そういう相手のいる場とかそういうクラブに行きたくない・入りたくないものはどうするか?、そう、今はネット上で対戦できたりコンピューターという対戦相手が出現している、、しかも今ではその実力は目覚しく進歩し、すでに15年も前にチェスの世界ではプロの世界チャンピオンがコンピューターに負けている、、幸いというか、わが日本の将棋・囲碁の世界では、もうプロと互角のソフトが出現しているようだが、何とか人智が未だコンピューターの猛追をかわしえているようだ、、が、その勢いからするともしかしたら将棋・囲碁の世界も遠くない日にそんな日が来てしまうかもしれない、、

 さて、実はまだネットで将棋を指したことはないのだけれど、コンピューター将棋歴はそういうわけで10年くらいになる、、10年位前に最初に手に入れたデスクトップのパソコンには将棋のソフトがインストールされていた、これはわたしにとってはもうけもので、しばらく将棋から遠のいていた(テレビ観戦はしていた)わたしは早速試してみた、、すでにそのころのソフトでもアマ有段者の実力は十分あって、最初は不慣れ&しばらくやっていなかったので勘を取り戻せず、連戦連敗であった、いや、その強さに驚かされたものだ、、が、何回か対戦しているうちにコンピューターの特徴・癖がわかって少しずつ勝てるようになった、、そして勝った将棋だけその棋譜を保存した、その数100くらいにはなったか(負けたのはその倍以上)?、昨年買った新しいノートパソコンにはもちろんそんなソフトはついていなかった、今年グアテマラから帰ってきてから、仕事はやめていたのですることがなくて暇をもてあましていた、暇つぶしにはゲームは最高なのだけれど、、で、さっそく市販のソフトを探す、、今のソフトはかなりの実力はあるはずだから一番安いのでいいと思った(何を買うにも貧乏性&実際貧乏人だからいつも安物買いの銭失いしている)、が、確か1000円台だったと思うが、それは相当強いソフトだった、そのソフトの特徴はこちらの実力に合わせてレベルを選択できることで、その設定が100段階あった、こちらも多少のプライドがあったのでかなり高いレベル(有段者レベル)で挑戦するもことごとく負けてしまってまったく歯が立たない、いろいろ作戦を立てたがすべて水泡に帰した、わたしの実力はそんなもんか、とかなりうちのめされた、、

 そこで別の手をうってみた、というかいろいろ手を変え品を変え、つまりレベルの設定を無視して時間設定に切り替えてみたのだ、このソフトの場合時間設定にするとレベルは関係なくなる(どうもその辺がこのソフトの限界のようである)、逆にいうとレベル設定で対戦した場合お互いの持ち時間は無限となる、コンピューターに無限の時間を与えたら、どんなレベル設定してもかなうわけないと思ったからである、しかしその時間設定も難しい、その場合も当然コンピューターとこちらが対等で勝てるわけはない、で、いろいろやってみた、持ち時間は以下の組み合わせ・選択である、一手①10秒②20秒③30秒④60秒、またはトータル⑤15分⑥30分⑦45分⑧60分、つまりコンピューター②で、わたし③とか、コンピューター③で、わたし④、あるいはコンピューター⑤で、わたし⑥とか、さまざまな組み合わせで対戦してみた、そのうちこのソフトの特徴も少しずつわかりかけてきて何回かに一回くらいは勝てるようになってきた、時にはコンピューターの持ち時間が⑤の場合なんかで(その場合のわたしの持ち時間は⑥とか⑦)時間切れで勝つこともあった、それでも勝てるのは10回に1回くらいか !? ま、こんなこと将棋を知らない人にいってもわからないことだけれど、負けるにしてもせめて100手は越えたいと思っているし、ずいぶんいい勝負ができるようになってきた、そうしていろんな組み合わせを試してみて、何とか拮抗を保てるようになった時間配分というのも見つかった、それはコンピューター20秒、わたし30分、、これって果たしてわたしの実力(棋力)どのくらいなのか、ソフト開発者またはプロ棋士に聞いてみたいところである、、、