独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala 報告 1) 概要

 最後のブログを書いてから半年以上たってしまった、日本に帰ってからも10日が過ぎてしまった、報告すること・書いておきたいこと・聞いてもらいたいことはたくさんあるのだけれど、だからかなぁ?何から書いたらよいか、どうまとめたらよいか、全く見当がつかなくて途方にくれている、躊躇っている‥、ひとつだけ確かなことは、今までの旅とは違って今回は6ヶ月間ほぼ一国Guatemalaという国に滞在していたので、今までのような旅日記形式はとれないだろうな、ということ、なのでスポット・スポットで記していくことになるように思う‥、では何から??

  考えられる項目を挙げてみよう

1)Guatemalaって、どこにあるの?どんな国??

2)何で、何しに(どういう目的で)そんなところに?

3)で、どうだったの?

4)何か面白いことあった?

5)旅の総決算

こんなことくらいしか思いつかない、そうパソコンを持って行っていたら(いまどきの旅人でPC持ってこなかったのはわたしくらいであった)今頃こんなことで悩むこともなかったのに‥、それこそ暇をもてあましている日もあったし、毎日生の、そして新鮮な情報を発信できたのに‥もちろん今どきインターネットカフェは世界中どんな片田舎にもあるし、あの貧しいGuatemalaのほんとにこんな街にも、と思うようなところにもそれはあったのだけれど、特に今回のような滞在型の場合それは必需品であった‥、いまさら悔やんでも後の祭りだが~

 OK? では1)から、もちろん知っている人にとってはいまさらでしょうが、これが案外Guatemalaの位置とか、どんな国か知らない人が多かった‥で、教科書的・ガイドブック的に説明したいのだけれど、そのために必要な地図を掲載できない(どこかから持ってきて貼り付ければいいのだろうけれど)、なので文章で説明することになるのだけれどわかりづらいかなぁ??おそらくアメリカを知らない人はいないであろうから、まずアメリカから‥あ、それならわたしが辿った道順をそのまま書いていけばいいということか(いずれそれも)??そう、アメリカの上がカナダ、下にメキシコ(下、即ち南、むかし国境の南という曲があったがそれはメキシコのこと、因みにMexico スペイン語読みはメヒコ)で、さらに下るとそこがGuatemala、だからメキシコの隣の国ということができます、普通メキシコは中米に含めないのですが、このGuatemalaから下(右、東から東南の方向に)パナマまで小さい国が6つあって、上から順にBelize,Honduras,ElSalvador,Nicaragua,Costarica,Panamaと続いており、この7ヶ国を総称して中米と呼んでいます、さらに南に下るとそこは南米となります、しかし一般の人にはこの中米ってやつがなかなかわかりにくいみたい、情報もほとんど入らないから、その位置関係、どんな国なのかは行ったことのある人でないとほとんど知られてないのが現状ではないかと思われます~

 さて、ではその中米の中のGuatemalaって国はどんなところなのか?これも結構説明が難しい、ま、Guatemalaに限らずある国を説明するなんてほとんど不可能に近いのだけれど、その国の魅力、特徴くらいならガイドブックを見ながら描けるかもしれない(が、ガイドブックを参考にしないで思いつくまま描いてみたい、つまりわたしにとって何故Guatemalaだったかの答えになるかもしれないので)

①そこはマヤの国です、メキシコのアステカ王国やペルーのインカ帝国と並んでコロンブスによる新大陸の発見とそれに続く侵略以前に栄えていたマヤの国々(都市国家)の遺跡が数多く残っているところ、そしてその末裔たるマヤ系住民が中米の中で最も多く住んでいるところです(これについてはいずれ詳しくお伝えできると思います)マヤの伝統文化、伝統衣装がすばらしい

②風光明媚・気候温暖な風土、そのマヤ系住民が今も多く住んでいる地帯がアルティプラノと言ってそこは山岳地帯、冬の冷え込みは結構厳しいですが、それでも氷点下になることはほとんどなく、年間の平均気温20度前後で常春の地、そこには多くの火山や湖があって、そのまことに美しい景観が世界中から観光客を集めています、その山岳地帯の北側は熱帯のジャングルで、そのジャングルにマヤの遺跡の多くは埋もれていたのです、南側太平洋側の沿岸地帯も暑いところで、農産物の出荷の多いところです(これについてもいずれ詳細を述べます)

③われわれの水準からすれば、たいへん貧しい国ですが、だからこそ、またマヤ系住民が多いからか(マヤはその先祖はもともとモンゴロイド系)、穏やかで心やさしい民族性、われわれの昔懐かしきスローライフを思い出させてくれます、また、まだ発展途上にあるので物価が比較的安く、それはとりもなおさずハードな旅を続ける旅人にとっては、物・心ともに一時の安らぎをもたらせてくれるところでもあります(これについても、今は平和な社会に戻っていますが、実はこの国の過去には暗黒の時代がありました、それについてもいずれ‥)

④上記で述べたように、かつては農業生産物の輸出が外貨の獲得額のトップでしたが、近年その地位を観光収入が上回るようになっています、つまり観光立国となっています、その観光資源の中には先述の風光明媚な名所旧跡、マヤ系住民の伝統技術・芸術・工芸品(みやげ物)などのほかにSpanish schoolの充実(他国に比べその規模・安さにおいて)もあげられます

⑤農業生産物の豊かさ、これは自給率の高さにもつながるし、食べ物の豊かさにつながると当初思っていたのだが、食文化はそれほどでもなかった‥つまり途中から飽きてきた、たまらなく日本食が恋しくなった、食文化についてはやはり日本食にはかなわない、しかしその農産物(特にフルーツ)の安さ・豊富さは充分魅力的(因みに外貨獲得のための農業生産物はコーヒー、フルーツ、綿花、サトウキビ等々?)

 そんなところだろうか?当初抱いた理想郷・桃源郷は、結局幻想だったのだろうか?長居してしまって、当初感じた魅力は次第に色褪せていったのだろうか?もし、そうだとするとどこでどうそれは変化していったのか?さぁ、その辺も含めてどこまでGuatemalaの現在を描き出せるか?ちょっと、荷が重い ‥‥