独歩の独り世界・旅世界

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11回目の区切りうち遍路

4月5日 高松へ

屋島寺の麓潟元まで琴電を使う、そこから山門まで45分もかかる、地元の人たちにどんどん抜かれる(わたしより高齢のおばさんにも)、早い人は毎日30分くらいで登るのでは?

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84番屋島寺 4枚

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屋島寺全景 

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源平の戦で名高い壇ノ浦を見下ろす景勝地、3枚も載せてしまう。壇ノ浦の向こうにそびえる八栗山に次の85番八栗寺がある。ここからの下り、そして八栗山の登りは超厳しい、よほどケーブルを使おうと思ったが頑張った。2時間10分かかる。

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佐藤継信(壇ノ浦の戦いで、強弓をひく平教経のはなった矢を義経の身代わりとなって受けて亡くなる)の墓

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屋島と八栗山との間にかかる橋まで1時間もかかってしまう(普通45分くらい)、明らかに体力の衰えを感じる。

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ようやく85番八栗寺下に到着、歩くかケーブルを使うか迷う。

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結局歩いたがこの登りもきつくて30分かかる(若い人たちにどんどん追い越された)。

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85番八栗寺 2枚

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86番志度寺 3枚 前回の時はこのコースを逆打ちしたが、その時も少し気ばかり電車を使った。今回も久しぶりの歩きで疲れてしまい、時間的に間に合いそうになかったので八栗新道~志度間は琴電を使う。

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f:id:dopponotabiroku:20200414162929j:plain志度寺の脇はすぐに海辺になっていて、八栗山とその左奥に屋島が見えている。この日は志度からコミュニティバス長尾寺までいって民宿泊。

 

4月6日 朝一番で87番長尾寺を打って、コミュニティバスを使って88番大窪寺

長尾寺 2枚

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一周目の時は87番から88番まで歩いたけれど、5~6時間かかったのではないか?、今回はさぬき市のコミュニティバスで35分、200円だった。↓の前山ダム湖あたりの桜が満開だった。

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88番大窪寺 3枚、前回もそうだったが変則区切りうちをしているのでここで結願ではない(87番も88番もその日の最初の参詣者となった、とてもすがすがしい気分)

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さぬき市のコミュニティバスはとても利用価値大(平日一乗車200円 休日は500円)、この後再びこのバスにてJR志度駅へ向かう。

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当初5日間かけて徳島県25ヶ寺巡拝の予定であったが、急遽変更して徳島県をカット、日にちも9日間から4日間に短縮することにする。で、まずJR志度駅から徳島駅へ出て、そこで徳島から高知まで3日間乗り放題のフリー切符みぎした55(5000円)を購入、すぐに列車で立江まで行く。志度駅立江駅(下)。

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立江駅から5分のところにある19番立江寺 3枚

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 立江~日和佐間の列車は2時間に一本、しかしながらこの列車はまさにお花見列車だった。特に牟岐線阿波福井~木岐間が素晴らしく↓はたぶん木岐駅だったと思う(由岐駅はもっとか凄かった記憶があるが写真は残ってなかった)。

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日和佐の23番薬王寺 5枚

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薬王寺の対岸に見えている日和佐城に前回も行ってみたかったのだが、時間がなく行けないでいた。今回は次の列車まで1時間少々あったのでいきだけタクシーを使おうかと思ったがタクシーは待機しておらず、しかし歩いても30分くらいと案内が出ていたので歩き出す。急ぎ足で20分、しかしお城は工事中とかで中には入れず、展望も期待していたほどのことはなかった。それでも想いを果たせた満足感はあった。2枚

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予定を変えたこともあって、実はこの日の宿は決まっておらず、道中何件かTELで打診してみたが皆断られ、少々格調の高そうな宿に最後の望みを託してみた。予定変更でその日は鯖瀬に泊まりたかったのだが、そこにはこの宿しかなく、泊まれますかという問い合わせに、大丈夫ですとの返事、で、恐る恐る金額を聞いてみたら、税込みで5000円とか?それは素泊まりということですかと聞くと(前日の民宿は素泊まりで4400円だったので)、食事込みとの話、半信半疑だったが、結果はわたしがこれまで数年間お遍路して泊めてもらった宿の中では、とても上品な女将さん、ロケーション、食事内容からしてNO.1の遍路宿に押したい。むしろ安すぎ、その心意気に脱帽 ! 海山荘 3枚

↓ 桜並木のアプローチは高級料亭かと恐れをなした。実際、評判のいい料亭といった感じであった。たぶんお遍路さんには接待価格で提供してくれているのだと思う。

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4月7日 朝一番で別格4番鯖大師を打つ 2枚、住職は全然お遍路さん来ないからといって寝坊?(起きてくるのを待ってて)納経に時間がかかる。f:id:dopponotabiroku:20200414170203j:plain

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 鯖瀬の駅 ↓ からはまず海部へ、安佐海岸鉄道に乗り換え二駅、甲浦まで出て、そこからは高知東部交通のバスで室戸岬まで、すべて待ち時間も少なく乗り継ぎは順調、しかもフリー切符なのでバス代の心配もなく・・、しかしながらこの間の乗客は鉄道はわたしを入れて3人あったが、1時間近く乗車したバスに客はわたし一人(前回は逆ルートだったが、その時は二人だったか?)、少し心配になるのだった。f:id:dopponotabiroku:20200414170344j:plain

一生懸命デコレートしている安佐海岸鉄道の列車も、3人の乗客では、ちとかわいそう

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甲浦の駅

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室戸岬に向かう車窓

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25番最御崎寺 4枚

最御崎寺までは20分の登りとあったが、結構きつかった(30分くらいかかったかも?)途中の捩岩、こんな山道を登っていく。

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この日は穏やかな海の室戸岬だった

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前回は26番金剛頂寺→25番津照寺→24番最御崎寺は約10kmだったので歩いたのだけれど、もうその気力も体力もなく、またそのためのフリー切符だったからバスを使う。↓25番津照寺 3枚 長い石段を登った津照寺本堂前からは、この後に行く26番金剛頂寺のある行当岬が見えている

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26番金剛頂寺 3枚

東寺と呼ばれる最御崎寺も西寺の金剛頂寺も160~170mの段丘上にあるから、いずれもバス停からは30分ほどの山登りを強いられる。お参りしてからのしばしの昼食休憩をここでとった。初日は日曜だったので、地元の行楽客、マイカーお遍路、参詣者とも多かったが、それ以降どこも人影を見ない。

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先に津照寺から行当岬を見たが、逆にここからは室戸岬方面の眺めがよかった。この後、前回難儀した不動岩、キラメッセへ出る道を探す、前回は逆打ちだったので見つけにくかったのだが、結構しっかり標識も出ていたので40分くらいでキラメッセに下ることができた。そこからバスでその日の宿のある道の駅大山まで行く。目の前が海の宿からの、足摺半島の向こうに沈む夕陽に圧倒された。

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室戸岬方面の眺め

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道の駅キラメッセ室戸のある海岸線

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道の駅大山(その日の宿の近く)↑と宿からのサンセット  2枚 ↓

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4月8日 27番神峯寺 5枚 この二周目の遍路は阿波の国以外は28番大日寺まで打ち終えていたから、今回はこの神峯寺を最後(打ち止め)にしてあった。ただここは今回訪れた札所の中では最も高所<430m>にあって登り1時間半くらいを見ていた(前回は1時間くらいだったが)。実際は1時間20分くらいで登れたが相当きつい登りに違いはなく難所の一つである。そこを打ち終えて、土佐くろしお鉄道の唐の浜からのいちへ、のいちから高知竜馬空港まではワンコインタクシーがあって、前回それを利用したが、時間があったので歩いてみた。5kmくらいだったから1時間少々だったと思う。それでも空港チェックイン一番乗りだったのではないか!?

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下りはさすがに楽で桜を撮る余裕があった。この時改めて気づかされたことがあった。桜越しに太平洋(土佐湾)を望めたが、下の写真でははっきりしないが、水平線で淡い青と少し濃い青とに画されており、上が淡い青の空、下が少し濃い青の海、空と海だったのである(四国はどこからでもそれがみられるのだ) ! !

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